[写真]=Getty Images
22日に開催されるキリンチャレンジカップ2019、日本代表対コロンビア代表を前に過去2度の対戦をプレイバック。後編は2018年ロシアW杯を振り返る。
前編:「優勝」の夢が打ち砕かれた“悪夢の惨敗”
悪夢の惨敗から4年、リベンジのチャンスは早々に訪れた。ロシアW杯グループステージ初戦、日本は再びコロンビア代表と対戦した。
再戦を前に、日本に暗雲が立ち込めていた。開幕を目前に控えての監督解任やテストマッチでの不振……。4年前の悪夢ばかりが思い起こされる中、日本イレブンは意地を見せつけた。
写真=ゲッティイメージズ
スターティングメンバー
日本代表(4-2-3-1)
川島永嗣;酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都;柴崎岳、長谷部誠、香川真司、原口元気、乾貴士;大迫勇也
コロンビア(4-2-3-1)
ダビド・オスピナ;オスカル・ムリージョ、サンティアゴ・アリアス、ホアン・モヒカ、ダビンソン・サンチェス;カルロス・サンチェス、フアン・クアドラード、ジェフェルソン・レルマ、フアン・フェルナンド・キンテーロ、ホセ・イスキエルド;ラダメル・ファルカオ
3分:戦況を一変させたレッドカード
試合はいきなり動いた。香川真司が前線へボールを送ると、これに反応した大迫勇也がDFとの競り合いを制しGKと1対1に。大迫のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球に反応した香川がダイレクトで狙う。するとコロンビアのカルロス・サンチェスがこのボールを手で防いだため、日本にPKが与えられる。さらに、C・サンチェスは一発退場となった。
6分:日本先制
開始早々に得たPKのチャンス。日本は香川にキッカーを任せると、相手GKダビド・オスピナの動きを冷静に見極め、ゴールに流し込んだ。
31分:攻撃のオプションを失う交代
ボランチのC・サンチェスが退場したことで、コロンビアの中盤は守備が手薄になった。改善のためにウィルマル・バリオスを投入。代わって、ファン・クアドラードをベンチに下げ、サイド攻撃の要を失った。
39分:コロンビアが同点に追いつく
コロンビアはバリオス投入からポゼッションを高めていくと、エリア手間右でFKを獲得。これをフアン・フェルナンド・キンテーロがグラウンダーで狙うと、壁の下を抜けたシュートがゴール右下に決まった。試合は1-1で後半に突入する。
59分:ハメス・ロドリゲスがピッチへ
ケガの影響でベンチスタートだったハメス・ロドリゲスをキンテーロに代えて投入。
70分:本田圭佑がピッチへ
日本は先制点を決めた香川に代えて本田圭佑を投入。
73分:待望の勝ち越し点をマーク
本田投入から3分後、日本はコーナキックを得ると、本田が上げたクロスを大迫がヘディングで叩き込み、待望の勝ち越し点が決まった。
試合終了
大迫の勝ち越し点をチーム一丸で守り切り、日本が2-1で勝利。2大会ぶりの決勝トーナメント進出へ大きな勝ち点3を獲得した。
【得点者】
1-0 6分 香川真司(PK/日本)
1-1 39分 フアン・フェルナンド・キンテーロ(コロンビア)
2-1 73分 大迫勇也(日本)
【スターティングメンバー】
日本代表(4-2-3-1)
川島永嗣;酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都;柴崎岳(80分 山口蛍)、長谷部誠、香川真司(70分 本田圭佑)、原口元気、乾貴士;大迫勇也(85分 岡崎慎司)
コロンビア(4-2-3-1)
ダビド・オスピナ;オスカル・ムリージョ、サンティアゴ・アリアス、ホアン・モヒカ、ダビンソン・サンチェス;カルロス・サンチェス、フアン・クアドラード(31分 ウィルマル・バリオス)、ジェフェルソン・レルマ、フアン・フェルナンド・キンテーロ(59分 ハメス・ロドリゲス)、ホセ・イスキエルド(70分 カルロス・バッカ);ラダメル・ファルカオ
By サッカーキング編集部
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