2019.03.14

“大迫依存”脱却へのキーマン!? 日本代表初選出の鎌田大地ってどんな選手?

森保ジャパンに選出された鎌田大地とは? [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 日本サッカー協会(JFA)は14日、キリンチャレンジカップ2019に臨む日本代表メンバーを発表。香川真司昌子源が2018 FIFAワールドカップ ロシア以来の復帰を果たした他、安西幸輝、畠中槙之輔、鈴木武蔵、鎌田大地ら4名が初選出された。

 準優勝に終わったAFCアジアカップUAE2019、露呈したのは“大迫依存”だった。不動の1トップを務めた大迫勇也は初戦で2得点をマークするも、ケガの影響でグループステージ第2節から準々決勝を欠場。すると、日本の攻撃は歯車が噛み合わなくなり得点力不足に陥った。

 森保一監督も「大迫頼みの攻撃については私も質問されたり見聞きしてきました。彼は日本代表にとって重要な選手であることは間違いない。誰が抜けてもそのときのメンバーでベストな戦いをすることを常に考えていきたい」と、大迫不在時の対応をチームの課題として考えている。

 一方で、その問題を解決するべく指揮官が期待を寄せる選手がいる。今シーズン、シント・トロイデンで躍進を続ける鎌田大地だ。

「期待することは得点です。まずは得点を獲ってもらいたいし、局面にも絡んでほしい。ベルギーで得点という結果を残しているし、去年視察した際にも鎌田は攻撃の起点・核として機能していた。それを代表でも生かしてほしいと思っています」(森保監督)

 ベルギーで結果を残し、日本代表に上り詰めた『鎌田大地』とは何者なのか? 22日のコロンビア戦に先駆けて基本情報をおさらいする。

写真=ゲッティイメージズ

鎌田大地プロフィール]
鎌田大地(カマダダイチ)
生年月日:1996年8月5日(22歳)
出身地:愛媛県伊予市
血液型:B型
所属:シント・トロイデン(ベルギー)
ポジション:フォワード
背番号:15
利き足:右足

ユース年代からプロ入りまで

小学校6年生のときに全国制覇を経験すると、中学では故郷の愛媛県を離れ、ガンバ大阪ジュニアユースに入団した。ところが、ケガの影響もありユースへの昇格は叶わなかった。それでも、東山高校(京都)サッカー部ではユース年代の最高峰、高円宮杯プレミアリーグウエストで活躍。複数のJクラブが興味を示すまでに成長し、2015年にサガン鳥栖に入団した。

鎌田大地

プロ入り即初ゴール

2015年、当時指揮を執っていた森下仁志監督(現・ガンバ大阪U-23監督)に才能を見出されると、J1リーグ第11節で鎌田はプロデビューを飾った。さらに、同試合では1点ビハインドの後半アディショナルタイムにプロ初ゴールを記録。その後もコンスタントに出場機会を得ると、プロ1年目はリーグ戦21試合に出場し、3得点を記録。翌年には7得点を挙げてチームの主力へと成長していった。

20歳でフランクフルトと4年契約

プロ3年目の2017年は6月までに15試合で3得点を記録。すると6月24日、サガン鳥栖は鎌田がブンデスリーガ・フランクフルトと完全移籍することで基本合意に達したことを発表した。このとき鎌田は20歳だった。同28日にはフランクフルトも正式発表を行い、2021年6月30日までの4年契約を締結した。

ベルギーへレンタル移籍

フランクフルト移籍後、プレシーズンマッチでの活躍が評価され、DFBポカールで早々に公式戦デビュー。直後のリーグ戦ではスタメン出場を果たした。しかし、思うような結果を残すことができず、ブンデス1年目(2017-18シーズン)は3試合のみの出場にとどまった。翌2018-19シーズンは新監督の構想外となり、開幕前にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント・トロイデンにレンタル移籍した。

デビュー弾から得点力が開花

ジュピラー・プロ・リーグ第7節のヘント戦で移籍後初出場を果たすと、80分に決勝点となるゴールを決めた。続く第8節のアントワープ戦でもゴールを奪い波に乗ると、ここまでチームトップタイの12ゴールをマーク。デビュー弾を皮切りにゴールゲッターとしての才能が一気に開花を迎えた。

ポジション&プレースタイルは

サガン鳥栖時代はインサイドハーフやトップ下を主戦場としていたが、現在は2トップの一角を担うことが多い。上述の通り得点力に優れ、ストライカーとしてのタスクを任されているが、広い視野を兼ね備え、意表を突いたスルーパスで“違い”を生み出せる選手だ。

チームメイトには多くの日本人が

アジアカップに出場した遠藤航冨安健洋をはじめ、シント・トロイデンには多くの日本人選手が在籍している。2017年11月にDMMグループが同クラブの経営権を取得。以降、積極的に日本人選手の獲得を行い、現在では6人がプレーしている。言葉の壁を気にすることなくコミュニケーションが取れるチームメイトの存在も好調をキープしている一因なのかもしれない。

シント・トロイデンに所属する日本人選手]
冨安健洋
小池裕太
遠藤航
関根貴大
鎌田大地
木下康介

アンダーカテゴリーの代表歴は

2015年8月、鎌田は母校・東山高校でで行われたU-22日本代表のトレーニングキャンプに招集された。これが鎌田にとって各年代を通じて初の日本代表入りだった。さらに、翌2016年にはトゥーロン国際大会に挑むU-23日本代表に招集され、4試合に出場した(いずれも無得点)。同年に開催されたリオデジャネイロ・オリンピック出場選手の候補にも挙がっていたが、代表選出とはならなかった。

 果たして、鎌田は新たな切り札となれるのか。日本代表は22日に日産スタジアムにてコロンビア代表と、26日にノエビアスタジアム神戸にてボリビア代表と対戦する。

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