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「最後は我々が勝つ」気持ちで決勝ラウンドへ…森保監督「継続力と修正力を高める」

2019.01.18

日本代表の森保監督は決勝ラウンドへ意気込身を語った [写真]=Getty Images

 AFCアジアカップUAE2019を戦う日本代表は、決勝トーナメント1回戦の開催地となるシャルジャに向け、18日にアル・アインを出発。グループ首位通過を決めた翌日はチーム練習がオフとなり、森保一監督が出発前、取材に応じた。

 森保監督は大会前から、目の前の試合に集中して勝利を収めること、簡単な試合が1つもないことを常々言っていたが、「改めて3試合を通じて感じた」と話すと、「チームとしての経験値も、厳しい試合をものにしていくことと、1試合1試合、チームとして共通理解を高め、深めながらやってこられた」と手応えを口にした。

 日本代表は決勝トーナメント1回戦から決勝までの4試合で、中3日(決勝トーナメント1回戦から準々決勝は中2日)のスケジュールで、さらに毎試合都市を移動しながら戦っていく。目の前の試合への最善の準備をしていくと繰り返し話し、「少しでも回復、リフレッシュしてもらう時間を取りながら、戦術的な部分、やるべきことを準備していきたい。プレー時間は異なるが、試合に出ていない選手も頭を使って全員で戦っている」と、フィジカル、メンタルの回復を最優先とし、「練習の時は集中してしっかりとやる。オフの時間はプライベートな時間も使えるよう」、メリハリを持ちながら、トーナメントを戦っていくとした。

 国内組、海外組、さらに海外組も大会直前まで試合があった選手もいたため、コンディションのバラつきを考えていくことを、国内合宿から話していたが、「第3戦までで、ほとんどの選手がスタメン出場でき、ゲーム感、ゲーム体力という部分では、決勝トーナメントへ向け、チームとしていい状態が作れた」と自信を見せる森保監督。

 ここまでのチームマネジメントについては、「選手が少しでもモヤモヤ感がなく、思い切ってプレーしてほしい。試合に使える選手も限られていて、ストレスがたまる選手もいて当たり前ですし、自分が一番だと思っている選手が代表選手だと思っています。その気持ちは大切にしていきたい」と、選手の心情を理解し、「疑問があれば、何でも話してもらいたい。すべて納得できる話ができるかはわかりませんが、話せることはオープンに話していこうと思っています」と、選手に近い関係性でチームを作り、「少しでもお互いに自然体で」高めていくつもりだ。

 決勝トーナメントは一戦必勝の戦いとなるが「基本的にはいつも言っているとおり、目の前の試合に最善を尽くして、勝利を目指して最善の準備をする」と、これまでと変わらない考えで試合に臨むと話す。

 試合においては「継続力と修正力が必要」と考える森保監督は、「ボールを握り、スピーディな展開で動かし、的確なポジションを取って連動して攻撃できている時」、「昨日の試合でも使い分けてやってくれましたが、ロストしたボールを素早く奪い返す、それがダメだったら我慢強くやるということ」が、相手の試合展開を難しくさせる点として挙げ、それが少しずつ高まっている手応えを感じ、さらに成長させたいと語った。

「決勝トーナメントで、その局面にあった最良な選択ができれば、いい試合ができると思っています。ここまでギリギリの試合で勝ってきているので、それをチームとして忘れず、難しい試合になるということを常に覚悟して、上手くいかない時に粘り強くやって、流れを引き寄せて、最後は我々が勝つという気持ちを持って、やりたい」と、最後は力強く、5度目のアジア王者に輝く意気込みを示している。

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