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「本田さんが言っていたことの意味がわかった」…塩谷司がアル・アインで得たものとは?

2019.01.17

日本代表の一員としてアジア杯に臨んでいる塩谷司 [写真]=Getty Images

 アル・アインに所属するDF塩谷司にとって、明日のウズベキスタン戦は特別な一戦になる。

 日本代表は17日にAFCアジアカップUAE2019・グループステージ第3節でウズベキスタンと対戦。試合会場はアル・アインが本拠地の一つとして使用するシェイク・ハリーファ国際スタジアムで、前日練習も同会場で行われた。

 ここまでの2試合では出番のない塩谷だが、森保一監督は「多くの選手を使いたい」とメンバー変更を示唆。塩谷は、「優勝しようと思ったら、12〜13人だけの力じゃ無理だと思うので、与えられたチャンスでどういうプレーができるかが大事。監督が考え直すような、1戦目、2戦目に出た選手が『ポジション危ないぞ』っていう気持ちになるようなプレーをするのが大切」と、慣れ親しんだ地でアピールに燃える。

 4年前のアジア杯では出場機会がないまま終わり、当時は「『なんでだよ』ってイラついていた」ようだが、今は「そういうときでもチームのために自分ができることをしようと思える」。そのメンタル的な成長こそが、アル・アインで得た一番の収穫だ。

「精神的に強くなったと思います。日本にいたときは甘い環境って言ったらあれですけど、やりやすい環境にずっといたので。こっち来て大変なことはいろいろありましたけど、それも含めて自分の力になっていると思います。日本で当たり前と思っていたものがそうじゃないというのを知れた。本田(圭佑)さんが『海外に出るチャンスがあれば行ったほうがいい』と言っていたけど、その意味がわかりました。人としても成長できるので、そういうことを言っていたのかなと」

 そんなアル・アインでの生活について、代表のチームメイトたちは「めっちゃディスってくる(笑)」ようで、「『なにもないじゃん』って言われる。原口(元気)とか『よくこんなところに住めるな』って言ってくるんですよ(笑)」と明かしたが、自身は「いいところですよ」とお気に入りだ。明日の試合では家族や現地で暮らす日本人の友人が観戦に訪れる予定。もちろん、テレビで応援する日本のファンも大勢いる。成長を遂げたその姿をピッチで思う存分、発揮してほしい。

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