日本代表の一員として目標のアジア杯に臨む [写真]=AFC
「アジアカップで日本代表に定着したい」――。これはロシアワールドカップに向けた日本代表メンバー発表の翌日、堂安律がサッカーキングの独占インタビューの際に発した言葉である。
欧州初挑戦ながら公式戦31試合で10得点4アシストと結果を残し、“サプライズ候補”と目されていたが、西野朗監督からその名を呼ばれることはなかった。「日本代表という目標に対して近づけはしましたけど、まだ一回も行ったことのない世界なので。まだまだ『夢』という感覚ですかね」。当時、代表ゼロキャップの堂安はそう話していたが、その約3カ月後に『夢』は『現実』となる。
森保一監督率いる日本代表に初選出されると、コスタリカ代表との一戦で躍動感溢れるプレーを披露。続く10月の強豪・ウルグアイ戦では待望の初ゴールをマークした。瞬く間に頭角を現し、新生・SAMURAI BLUEの重要なピースとして「定着」を果たした。そして、かねてから目標としていたアジアカップの招集メンバー入り。2大会ぶり5度目のアジア制覇はもちろんのこと、自身はMVP級の活躍を誓う。
「アジアカップはワールドカップ後、一番目標としていた大会。そのチャンスが目の前にあることはうれしいですし、『自分の力を証明してやる』という強い気持ちはあります。もちろんチームファーストでプレーしますが、その中で自分が一番貢献したと思われるようなプレーができたらと思います」
日本代表の一員として初めての公式戦となるが「不安は一切ないですし、自信を持って臨みたい」と堂安。今大会の“主役”になるべく、アジアの舞台でその実力を見せつける。
By 三島大輔
サッカーキング編集部