2018.12.26

【インタビュー】佐々木翔、“幸せ”と“悔しさ”を噛みしめた2018年を経てアジアカップへ

佐々木翔
今季は復活の年となった佐々木翔
1984年東京都生まれ。2012年よりWeb『サッカーキング』で編集者として勤務。2019年7月よりWeb『サッカーキング』編集長に就任。

 ヴァンフォーレ甲府からサンフレッチェ広島に移籍した2015年。佐々木翔は優勝メンバーの一員としてシャーレを掲げたが、その後に待っていたのは2度の右膝じん帯断裂による約2年ものチーム離脱だった。

 復活を期した2018年。開幕から好調の広島においてフル出場を続け、チームは後半戦の失速により、2位で終えることとなったが、佐々木自身はリーグ戦34試合に先発、うち33試合はフル出場を果たした。

 その余勢を駆って、9月には日本代表初招集。2019年1月に始まるAFCアジアカップUAE2018のメンバーにも選ばれた。

 まさに“不死鳥”のごとく復活、そして躍進を果たした2018年を振り返ってもらいつつ、アジアカップへの意気込みを聞いた。

インタビュー=小松春生

佐々木翔

©J.LEAGUE

―――今季、広島はリーグ戦2位という結果で終わりました。振り返っていかがでしょうか。

佐々木翔(以下、佐々木) チームとして振り返ると分かりやすく、良かった前半戦、そして失速してしまった後半戦。首位にいたところから優勝争いで脱落し、2位になってしまったことは非常に残念ですね。

―――残念なシーズンということですが、昨季の15位という成績から考えれば、好成績という考え方もできます。

佐々木 複雑ですね。結果として、2位という順位は素晴らしいものですし、胸を張っていいと思いますけど、序盤戦であれだけ勝ち点を持っていて、そこから失速したことは、非常に残念です。ただ、2位という結果に対しては自信を持っていいと思いますし、来季につながっていると思うので、次は1つ上の順位を結果として残したいです。

―――個人としては2016年3月の右膝じん帯断裂から、2017年開幕前の再断裂を乗り越え、約2年ぶりにピッチへ戻ってきたシーズンでした。その中でリーグ戦では、第11節に75分でピッチを後にした他はフル出場したシーズンとなりました。

佐々木 個人的なことを言わせていただくのであれば、最高に幸せなシーズンでした。試合に数多く出させていただきましたし、こうやってピッチに戻ってきて、当たり前のようにプレーができることに対して、すごく嬉しいですし、これを続けたいと思います。

佐々木翔

開幕戦、サポーターの前で挨拶する佐々木 ©J.LEAGUE

―――ピッチに立てる幸せを強く感じたと。

佐々木 特に開幕戦はなかなか普段ではないような心境、感情でした。

―――ピッチに戻ってきただけでなく、今季は日本代表にも初選出されました。代表に選ばれたことで変化はありましたか?

佐々木 充実したシーズンでしたし、ある程度やれたシーズンでしたけど、より高いレベルを感じさせてもらって、まだまだ足りない…すべてが足りないなと。技術、判断、身体能力…すべてをワンランク、ツーランク上げていかないと、満足いくものにはならないと、より感じました。これまでも「成長を」と取り組んできましたが、今年、その気持ちがより強くなりました。

―――代表に選出されたこと、シーズン通してピッチに立てたこと、両方が起因していますね。

佐々木 ピッチに出ている時、日々成長していかないといけないという気持ちがありましたけど、代表に入って、より強い刺激と言いますか、まだまだだなと。ただ、できる部分ももちろんあると思うので、自分の特長に対しては自信を持って、輝いていければと思います。

佐々木翔

9月に日本代表初選出 ©J.LEAGUE

―――今後は国内合宿を経て、年明けすぐにアジアカップです。ほぼオフが無いシーズンは初めてですか?

佐々木 そうですね。キャンプが始まる分、体は作らないといけません。あまり休めないのは初めてですけど、幸せなことですね。なかなか無い刺激です。

―――佐々木選手はアジアとの対戦経験で言えば、AFCチャンピオンズリーグが1試合、A代表戦はありません。“アジアの戦い”を控えての心境はいかがでしょう?

佐々木 まだ、だいぶフラットです。でも、始まれば否が応でも考えますし、僕の性格上、必ずオンになるので、まだ緩くていいのかなと思っています。

佐々木翔

パナマ戦での佐々木翔 [写真]=Getty Images

―――今年は広島でも代表でも左サイドバックが主戦場でした。同じポジションで参考にしたりする選手はいますか?

佐々木 いないですね。ただ、試合を見て、頭の整理はするようにしています。

―――とはいえ、代表では長友選手という素晴らしいお手本となる選手がいます。影響はいかがですか?

佐々木 感じています。参考と言いますか、刺激が大きいですね。一緒にやることでもらう刺激はすごく大きいですし、目の前で見ないと分からないこともありますから。素晴らしい人です。

―――どういったところに素晴らしさを感じますか?

佐々木 もう、全てです。日常の考え方からそうですし、サッカーに対してどれだけ向き合えるかというところも。僕のレベルだと、まだ甘いのかなと思っています。でも、もちろん真似はできないので、自分らしさだったり、そういうところでレベルアップするために、いろいろと物事を考えて実践するようになりました。

佐々木翔

―――広島で指導を受けた森保一監督が、日本代表を率いていることはいかがでしょう? 例えば、広島時代から変わったことがあれば。

佐々木 変化は全く感じません。広島時代から「ブレない森保さん」というイメージでしたけど、僕らを引っ張っていってくれるために、何もブレない、素晴らしい方だなと改めて思います。

―――接する時間が少ない僕らですら、惹きつけられます。

佐々木 それが何なのかは、はっきりとわからないですけど、監督が話す言葉や雰囲気は、僕もそういったものを感じますね。

―――最後に、チームとして、個人としてアジアカップをどういう大会にしたいか、意気込みをお願いします。

佐々木 チームとしてやはり、タイトルを取って帰ってくることは、非常に大事なことですし、責任があることです。そこに僕のできるすべてを捧げたいです。自分のこともそうですが、まずはチームのために何ができるか。そこを大事にしているチームでもあると思います。個人としては試合に出て貢献することが一番でしょうけど、できること、やれることを、チームとしてタイトルを取るためにやりたいです。

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