2018.10.19

次世代の“アジアの壁”になれるか。井原正巳監督が語る、A代表DF冨安健洋の課題

アビスパ出身の冨安はパナマ戦でA代表デビューを飾った
大学卒業後、雑誌編集者を経て2005年よりフリーランスとして活動中。九州を拠点にサッカーほか、陸上など幅広く取材。1児の母としても奮闘中。

 12日(パナマ戦)と16日(ウルグアイ戦)に行われたA代表の国際親善試合について、井原正巳監督は「日本サッカー界にとって、明るいゲームになったと思う」と印象を語った。とりわけ昨季までアビスパ福岡に所属し、パナマ戦でA代表デビューを飾ったDF冨安健洋(ベルギー/シントトロイデン)については「もともと人に対して強さがある選手だが、ベルギーで強さを増して、たくましくなった」と、愛弟子の成長に目を細めた。

 代表デビュー戦にして先発フル出場を果たした冨安は、開始5分頃から積極的に前線へ縦パスを入れ、時には闘志を前面に出して相手とマッチアップするシーンも見せた。そのプレーには井原監督も「本人がコメントしていたように、ベルギーでは(センターバックからの)縦パスが要求されることもあってか、ビルドアップの部分でも成長を感じた」と頷いた。

 その一方で「でも…ヘディングはまだまだですね」と苦笑い。18分の右コーナーキック、ファーサイドでヘディングシュートを合わせきれなかったシーンを振り返り、「あれは叩けないと」と。もちろん、元指揮官からの愛ある指摘だ。

「セットプレーでセンターバックはターゲットのひとつ。あのサイズ(188センチ)があるなら、ゴールも取れるセンターバックになれるはず。まだまだ線も細いし、首も細い。19歳なら筋力もこれから強くなるだろうし、テクニックの部分でもっと巧くなる。相手との駆け引きとか、マークの外し方なんかは、ベルギーに行って成長していると感じたが、まだまだ伸びしろがあると思う」。

冨安(左)は井原監督(右)の下で2016年にトップデビューを果たした [写真]=J.LEAGUE

 そして日の丸を背負った先輩として、井原監督はこう続けた。「これから厳しい試合、厳しい状況になることもあると思うけど、代表に入り続けて、経験を積んでいってほしい」。

 井原監督が初めて代表入りしたのも、筑波大2年生の20歳の時。冨安と同年代だ。「あの頃と今じゃ、時代が全然違う。あれだけの観客がいるスタジアムで代表の試合に初めて出場して、堂々とプレーできるのはさすが」と冨安を称えた井原監督。次世代の“アジアの壁”になれるか。福岡の指揮官も、冨安の成長を見守っている。

文=新甫條利子

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