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日本代表次世代のリーダーへ…酒井宏樹「こういう良いチームを作っていく」

2018.07.03

酒井宏樹は次世代のリーダーとして代表を牽引する [写真]=Getty Images

 日本代表酒井宏樹が2日のベルギー戦後、取材に応じた。

 勝利すれば史上初のベスト8進出となる日本は原口元気、乾貴士の連続ゴールで2点を先制する。しかし、2失点で同点とされると、後半アディショナルタイムに勝ち越し点を奪われ逆転負けを喫した。

 酒井は試合後「悔しい思いができたのは1つの成長だと思います。ただ、代表というのは国を背負うので、結果出せなかったことに関しては申し訳ないと思います。僕らに責任があると思う」と話した。

 2度目のワールドカップは激動の連続だった。控えに甘んじたブラジルW杯から4年、酒井は不動の右サイドバックとして、全4試合にフル出場。サディオ・マネ(セネガル代表)、エデン・アザール(ベルギー代表)といった相手チームのエースとマッチアップし、日本のディフェンスラインを支えた。

 責任を感じるのには理由がある。2012年の代表デビュー以来、いつも頼りにしてきた先輩たちの存在があるからだ。キャプテンの長谷部誠を筆頭に、川島永嗣、本田圭佑、長友佑都、吉田麻也ら経験豊富な“上級生”たちは、チームに安定と良い雰囲気をもたらした。頼れる背中に引っ張られ、ワールドカップという大舞台を経験したからこそ、酒井に次世代のリーダーとしての自覚が芽生え始めている。

「試合に出てる選手も出ていない選手もまとめてくれました。僕らは試合に集中するだけで責任を受け止めてくれたのが上の世代だった。非常に感謝しています。自分もキャリアを積み重ねてああいう人たちみたいになれたら良いと思います」

 フランスでトップレベルの選手たちと対戦し、2度のワールドカップを経験した。4年後には32歳になる。経験も年齢も申し分ない。次は酒井自身が日本代表を牽引する番だ。

「代表は若い人がプレーできた方が良いと思う(笑) 残る人もいると思いますけど、引っ張ってくれた上の世代がいなくなってしまうので、もっともっと下の世代が出てくれないと。こういう良いチームを作っていけたら良いと思いますね」

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