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PKの場面を見られなかった昌子源「6番がこっちに来たと思ったら…」

2018.06.20

勝ち点3獲得に貢献した昌子 [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシアのコロンビア戦に出場し、自身初となる大舞台で日本代表の勝利に貢献した昌子源は「精神的に疲れた試合」だったと語った。

「相手がボール持った時は迫力あるというか、本当に相手10人なのかなと思ってしまいますね。前に出てくるスピードだったり、五分五分で競っても、絶対相手の前にボールこぼれたりしていたので」

「『俺落ち着いてますよ』って見せたかった。緊張がチームに伝染したら嫌やなと思っていたから。それは上手いこと言っていたんじゃないかなと思いますね」

 開始3分で相手MFがペナルティエリア内でハンドをして退場し、香川真司がPKを落ち着いて決めて先制に成功した。昌子の位置からはハンドが「見えなかった」と語る。

「ハセさん(長谷部誠)としゃべっていたら、向こうから6番(カルロス・サンチェス)が歩いてきたんです。それで、(酒井)宏樹くんの前に来たから、『6番行ったぞ!』って声かけました。そしたら宏樹くんも『オッケー!』って言ったんですけど、そのまま6番は外に出ちゃって(笑)。『ええ! ラッキー』って感じでしたね」

 また、FKで同点に追いつかれた時のことを聞かれると、「難しい質問やな」と前置きしながら次のように語った。

「ボールを最後まで見て飛ぼうって話をしたんですけど、みんなハイジャンプしちゃいました。なので、勿体無い失点だと思います。でもそういうことが起こりうる舞台なのかなと」

「角度的にも下は難しいと思ったんですが、あそこで下に蹴るメンタルを持っているのがワールドクラス。それに、あのシュートももうちょっと高かったら俺らに当たっていました。その紙一重で失点するかしないかが分かれると考えると、恐ろしいなと感じました」

 最後に、コロンビア戦を踏まえて、24日に控えるセネガル戦で注意することを述べた。

「横へのスライドを早くしようと思います。前半のうちは乾(貴士)くんが走って数的優位を作れるかも知れへんけど、そこで俺が横に早くスライドすればもっと前の選手は楽になる」

「次の試合でもそこは強く意識しようかなと。これから対戦する相手はみんな、ワンステップでピンポイントでボールを送ってくる相手。選手の間に落とされるそのボールに、僕が早く触れれば、チームは楽になると思いますね」

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