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「どんな状況でも」…香川真司、4年間で手にしたものを「証明したい」

2018.06.01

日本代表としてロシアで戦う香川

 日本サッカー協会(JFA)は5月31日、2018 FIFAワールドカップ ロシアに臨む日本代表メンバー23名を発表し、選出された香川真司が本大会への意気込みを語った。

「(南アフリカ大会、ブラジル大会と比べて)一番準備できているんじゃないかなと思います。出るのは2回目、帯同も入れたら3回目。恐れるものはないというか、それくらいの準備はできていると思っています。あとは徹底的に、チームとしての課題だったり、戦術であったり、細かいところに目を向けてやっていきたいです」

 2010年の南アフリカW杯で香川は、サポートメンバーとして日本代表に帯同した。当時のチーム状況は決してよくなく、現在と同じように厳しい戦いが予想されていたものの、過去最高成績タイとなるベスト16に進出。当時のことを聞かれると、「あんまり比較はしたくない」と前置きしつつも、得られるものはあると語った。

「似ているところもあるので、みなさんそう考えると思います。でもメンバーも違うし置かれている状況も違う。今回僕たちがいい結果を残せるんじゃないかっていう甘い考えは捨てたほうがいい」

「あの時から得られるものはやっぱり、経験であったり諦めない姿勢、それだけじゃないかなと。あの時はみんなでミーティングして一つになって、チームとしての方向性を見出して泥臭く戦った。ただ、そこまで囚われ過ぎるのは良くないと思います」

 前回のブラジル大会から4年が経ち、代表のレギュラーとしてプレーしていた香川自身の立場も変わった。事実、30日に開催されたガーナ戦でもベンチスタート。しかし本大会では「どんな状況でも受け入れる」とポジティブに考えている。

「絶対とか無いので、この世界には。ベストメンバーを決めるのは監督なので、それに対して僕たちは受け入れてやるだけ。どんな状況でも受け入れてやれる準備はできてます。その経験も十分積んできたと思っているし、短期決戦においてどういう姿勢を見せるのかっていうのはすごく重要になっていくと思う。なので、どんなことでも僕は問題ないと思います」

「この4年間ではいろんなことがありました。ドルトムントに戻ったり、アジアカップで戦ったり、トゥヘル監督の下で指導を受けたり…。いろんな思い出があります。この4年、様々なことで自分自身と向き合うことが多かった。そこで得るものはたくさんあって、このW杯でそれを証明して見せたい。その自信はありますし、そしてなにより、自分自身を信じています」

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