W杯に臨む日本代表に選ばれたGK中村航輔 [写真]=Getty Images
日本サッカー協会(JFA)は31日、2018 FIFAワールドカップ ロシアに臨む日本代表メンバー23名を発表した。柏レイソルから選出されたGK中村航輔がクラブ公式サイトを通じてコメントした。
現在23歳の中村は、5月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第15節の名古屋グランパス戦で、空中戦で競り合った際に相手と接触し、頭部を地面に強く打ちつけ、そのまま病院に運ばれた。脳震とうにより、代表チームへの参加が危ぶまれていたものの、24日には合宿に合流しトレーニングをこなしていた。
自身初のW杯に臨む同選手は、「ずっと目指してきた舞台に行けることを大変嬉しく思います」とコメントし、脳震とうからの復帰を支えてくれた人たちに感謝の気持ちを示した。
「名古屋戦で負傷しましたが、その後はドクターと一緒に復帰へのプログラムを消化できましたし、豊田スタジアムのドクターやグランパスのスタッフの方々、病院の方々、レイソルや代表チームのメディカルスタッフをはじめ、今の自分があるのは関わっていただいた皆さんのおかげで、本当に感謝しています。幸運だったと思いますし、いま、サッカーができていて良かったと思っています」
そして、「柏とレイソルを代表してロシアに行くことになりますが、この日立台のスタジアムでいつもファン・サポーターの皆さんに応援いただいていますし、皆さんの気持ちを背負って行ってきます。そして日本代表としての責任を感じ、その一員として、まず一勝し、そしてグループ突破をめざしていきたいと思います」と意気込んだ。