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頭を強打した中村航輔…脳しんとう用の練習もガーナ戦には「間に合う可能性がある」

2018.05.24

日本代表の合宿に参加した中村 [写真]=Getty Images

 日本代表に招集されたGK中村航輔(柏レイソル)が、自身のコンディションについて口を開いた。

 20日に行われた明治安田生命J1リーグの名古屋グランパス戦にて、空中で相手と接触した中村は頭部を地面に強く打ち付け倒れこみ、そのまま病院に運ばれた。代表チームへの参加が危ぶまれていたものの、合宿場に訪れてトレーニングをこなした。

「こっちで脳しんとう用のプログラムを行います。ドクターと話しながら、経過観察しながら、って感じですね」

 寝て起きた時から痛みはなかったと語り、30日に行われるガーナ戦に向けて意欲を見せていた。

「練習プログラム的に言えば間に合う可能性はあります。繰り返しになってしまいますが、経過観察次第ですね」 

 なお、日本サッカー協会はホームページ上で「Jリーグにおける脳震とうに対する指針」を提示している。それによると、脳しんとうのプログラムにはステージ1から6までの段階があり、十分な休息により症状がないことの確認の後にステージ1からステージ2に移行し、徐々にステージをあげ、ステージ6が試合復帰。また、各ステージには最低1日を費やし、仮に脳振盪関連の症状が出現した場合には、24時間の休息をとり(ステージ1)、症状が生じていなかったステージから再開することと、明記された。

 以下、日本サッカー協会が定める「Jリーグにおける脳震とうに対する指針」のステージ概要。

ステージ1:活動なし…体と認知機能の完全な休息。
ステージ2:軽い有酸素運動…最大心拍数70%以下の強度での歩行、水泳、室内サイクリングなど抵抗のないトレーニング
ステージ3:スポーツに関連した運動…ランニングなどのトレーニング。頭部への衝撃となる活動は控える。
ステージ4:接触プレーのない運動…パス練習などのより複雑な訓練で運動強度を強めていく。
ステージ5:接触プレーを含む練習…医学的チェックで問題がなければ通常練習を行う。
ステージ6:競技復帰…通常の競技参加。

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