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西野監督がかつての教え子に期待することとは? 宇佐美は成長を実感

2018.05.22

練習中に笑顔を見せる宇佐美。コンディションを「ここからベストに持っていきたい」と話す [写真]=新井賢一

 西野朗監督がかつての教え子に期待を寄せた。21日、日本代表は30日に行われるキリンチャレンジカップのガーナ戦とロシア・ワールドカップに向けた国内合宿を開始。初日は海外組10人がグラウンドで汗を流し、その中にはガンバ大阪時代に指導したMF宇佐美貴史デュッセルドルフ)の姿もあった。

 宇佐美は今シーズン途中に、アウクスブルクから出場機会を求めてデュッセルドルフに期限付きで移籍。前半戦は思うような出番はなかったが、徐々に出場時間を伸ばし、最終節のニュルンベルク戦ではヘディングシュートを決めて2部優勝に貢献した。西野監督は「ヘディングシュートはあまり見たことがないので、そこは褒めました」と笑いつつ、フィニッシャーとしての力を評価した。

「彼の魅力はシュート力であり、色々なバリエーションを持っているところ。代表でも、相手のゴールに近い場所でのプレーを期待しています。ゲームを作るだけではなくて、フィニッシュに絡んで行く回数を増やすこと。彼のイマジネーションは豊富なので、そういうプレーを期待したい」

 その言葉を裏付けるように、宇佐美はデュッセルドルフでの成長をこう語る。

「自分で突破してシュートを打つシーンはあまりなかった。でも、ギャップで受けてミドルシュートを狙ったり、最終戦のようにヘディングで決めたり、幅を持てたことで、(リーグ戦で)8得点できたと思います。点を取るためにどういうポジショニングをしないといけないのか。どういう走りをしないといけないのか。少しずつつかんできたからこそ、タッチ数の少ないゴールが生まれている。手応えはすごくあります」

 宇佐美は西野監督の指揮官就任が決まった際に、「西野さんがいるガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせた。また西野さんのチームに選ばれてワールドカップに出場できれば、そんなにうれしいことはない」と語っていた。

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