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初日の練習を終えた西野監督…ガーナ戦では「良いパフォーマンスを全員で目指す」

2018.05.21

取材陣に囲まれる西野監督 [写真]=新井賢一

 日本代表の新指揮官に就任した西野朗監督が、30日に行われるガーナ代表戦に向けて意気込みを語った。

「選手たちには、あくまでガーナ戦に向けての準備だと伝えました。決して万全ではないコンディションなので、できるだけ早くトップコンディションに近づけられるように、この時間を使って欲しいと言いました」

 6月に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシアを前に急遽、人生初の大役を任された。これから始まる大舞台に向けての心境を吐露している。

「もちろん初めての経験になります。こういった直近での準備からの大舞台なので、とにかく今は選手たちが一人ひとりトップフォームに近づいて、その上でベストなチーム作りをしたいという気持ちだけです。早く全員が集まった上で、全体練習をしたい。ガーナ戦にとにかく全力で取り組みたいです。ここのところ良い成果もパフォーマンスも見せてあげられていないので。良いパフォーマンスを全員で目指します」

 本番まであまり時間のない中で、ガーナ戦は貴重な実践練習の舞台である。チームとして共有したいことを聞かれると、「チームの方向性」だと明かした。

「チームの戦い方、全員が共通してそういう方向を向いてチーム作りに対して共有できれば。そこはまず最低限だと考えています。パフォーマンスは、おそらくスムーズには入れないんじゃなかなと。全体が向かう戦い方と合わせていきたいと思います」

 会見の中で「ポリバレント」という言葉を使った西野監督は、改めてその言葉の意味を説明した。

「先日言ったポリバレントというのは、間違いなく複数のポジションをこなせるということ。これは本当に大事なことなので、本大会に向けてはそういう選手が必要です。ただ、全員がポリバレントでなければいけないと言ったわけではない」

「ポリバレントを要求しているなかで、複数のポジションで素晴らしいパフォーマンスを出しているポジションがあったので、その選手に関しては決してポリバレントがないから外したと言ったわけではなくて、選択肢のなかから選ぶことができなかったということです。全員に対してそれを求めているわけではないです。ただ編成をしていく中では、間違いなくいろいろな対応力が必要。システムに対しての対応力も必要ですし、ポジションに対して違和感なく入っていけるか。そういう選手に対して間違いなく必要な要素だと思っています」

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