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対戦国対策も必要だけど…ハリルが2連戦で手にしたい“勝利の好循環”

2018.03.23

会見では身振り手振りを交えながら力説。2つ質問に答えたところで20分が過ぎ、切り上げた

 23日のマリ戦を前に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は公式会見でベルギー遠征の目的を次のように語った。

「(ウクライナ戦を含めた)この2試合で勝ちに行くこと。3月で勝利のスパイラルを作り、いい環境と雰囲気を作らなければいけない」

 今回、昨年11月に戦ったブラジルやベルギーといった強豪国を回避したのは、本大会の対戦国対策に重点を置いたこともあるが、指揮官の頭の中には3カ月後に開幕する本大会に向けて“弾み”をつけたいという考えもあったようだ。

 選手たちも「絶対に勝たなければいけない」と結果に強いこだわりを示す。FW原口元気デュッセルドルフ)は「勝つことによってついてくる強さがある」という。

「ヘルタ・ベルリンの時も、デュッセルドルフでもそう。勝つことによって選手はどんどん自信をつけていって、チームに勝ち癖がついてくる。このチームにも、W杯前に勝ち癖をつけていきたい」

 DF昌子源鹿島アントラーズ)は「マリ戦からW杯までは全部勝つことをチームの目標にしている」と明かした。「チームとして勝ち癖をつけることはすごく大事だと思う。W杯までの試合は少ないので、明日の試合(マリ戦)から勝って行くことで、本大会につなげたい」。

 仮想国相手に戦術確認も必要ではあるが、気持ち良くワールドカップイヤーのスタートを切るためにも、まずはマリに勝って好循環を作り出したい。

取材・文=高尾太恵子

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