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ケガ人の多さを嘆くも、ハリル監督「別の選手にチャンスを与えたい」

2018.03.22

会見に臨むハリルホジッチ監督

 3月23日に行われるマリ代表戦の前日会見で、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が意気込みを語った。

「本大会前の最後の合宿。ワールドカップで戦う相手と近い特徴を持った相手を選んだ」

 パワーや敏捷性など、マリの強みは身体能力の高さ。そこに、欧州のクラブでプレーしている選手が存在し、戦術的にも優れているのがセネガル代表に似ていると語る。しかし、絶好の腕試しの場に数人の選手をケガで欠いてしまった。

「一番最悪なことが起きることも予想しておかなければいけない。ケガ人のことだ。吉田麻也、酒井宏樹、香川真司にはいてほしかった。遠藤航と宏樹がケガをして、酒井高徳も少し問題を抱えている」

 それでも、「別の選手にチャンスを与えたい」と現状をポジティブにとらえた。

「今回招集した選手たちには厳しい競争を作り出してほしい。目的は勝ちに行くこと。W杯前の今の時期にはいい環境、いい雰囲気を作らなければいけないからだ。今回、中島翔哉を呼んだが、トレーニングはかなり良かったのでみてみたいと思う。大島僚太に関しても就任当初追いかけていた時と比べてかなり発展している」

 ハリルホジッチ監督は、レギュラーメンバーを脅かす存在を探している。そのために、マリ戦と27日のウクライナ戦では「試合をして来なかった選手にトライしてほしい」と、出場機会の少ない選手を積極的に起用することを示唆した。

「後半は交代も考えている。いろいろな状況もあって、毎試合メンバーを変えなければいけない状況でもある。5月20日には本大会に向けた合宿がスタートする。そこまでにはできるだけ多くの情報を持っておきたい」

 マリ代表は、グループリーグ第2戦で戦う“仮想セネガル”だ。そのセネガル相手にどのように戦うか聞かれると以下のように答えた。

「頭の中にはたくさんのアイデアがある。ただ、私自身がどのチームで臨めるか分かっていない。ケガ人がいることも言った。みなさんが想像している以上に選択肢はない。本大会では戦える状態のチームを作らなければいけないね」

「しっかり合理的なタクティクスを組まなければいけない。幻想的なものを抱いてはいけないよ。まずはグループリーグ突破を目指す。戦術のチョイスが大事になってくる。だから、日本のプレーに合ってないものを求めるのはやめてほしい。我々が最終予選で見せてきたタクティクスを思い出してもらえればいい」

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