練習に精を出す大島 [写真]=三浦彩乃
約1年ぶりの代表戦出場を狙うMF大島僚太(川崎フロンターレ)が、「やれることをやるだけ」と決意を示した。
日本代表は9日、EAFF E-1サッカー選手権初戦で朝鮮民主主義人民共和国代表と対戦し、終了間際のゴールで勝利を収めた。
この試合をベンチで見守った大島は、「耐えるところを耐えて、最後にチャンスをモノにできたのはいいことだと思います」と感想を語りつつ、出場した際のイメージも膨らませた。
「最後の方はボールサイドに人数をかけておしい場面も作りましたし、時間を上手く使えば崩せるシーンがあるのかなと思いました」
次は12日に中国代表戦が控えている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はこの大会を「メンバーを入れ替えながら戦う」と明言しており、大島にも出場機会が巡ってくるはずだ。
代表戦のピッチに立つのは昨年9月のUAE戦以来となる。その試合が代表デビュー戦となった大島は2失点に絡んでしまい、チームも敗戦。悔しい思いをした。それでも、所属する川崎でアグレッシブな守備を身に付け大きく成長した24歳は、リーグ優勝という貴重な経験を積んで今大会を迎えた。
「求められているのは守備と背後へのパスだと思う」と指揮官の要求を理解し、「やれることをやるだけです」と意気込む大島。背番号10を着け、約1年ぶりとなる代表戦のピッチで躍動する姿に期待したい。