ハリルホジッチ監督が欧州遠征を総括した [写真]=Getty Images
日本代表は14日、国際親善試合でベルギー代表と対戦し0-1で敗れた。欧州遠征を2敗で終えたヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合後、記者会見で2試合の手応えなどを語った。
3失点したブラジル代表戦後に「戦術の練習をしっかりした」と語ったハリルホジッチ監督はベルギー戦の守備について一定の満足感を示している。
「試合全体を通してブロックを高い位置、低い位置でオーガナイズできていた。中をどのように切るのか、外をどのように消すのか。すべてを教えた。1人が突破されたとき、誰がそのポジションに入るのかを突き詰めた。選手たちは役割を完璧に把握して試合に臨んでくれた」
ブラジル戦の後半、ベルギー戦では試合を通して守備を整備できたとしたハリルホジッチ監督は「2試合を通して結論も出せた」と次のステップについても言及。「守備で満足しておらず、攻撃までいかないといけない」と語り、“強豪国に対する組織での守備”という課題に一定の成果が出せた中、次は“組織での攻撃”がテーマになると主張した。
「このチームにものすごく可能性を感じた。守備の所では、ブロックを作ればどんなチームに対してもできると証明した。今度はボールを奪ったあとの冷静さをトレーニングしていかないといけない。できるだけ速く前に、背後にボールを持っていく。ブラジルやベルギーのように個人で違いを生み出す選手が少ないが、そこを求めてもしょうがない部分はある。我々は組織プレーで挑んでいかないといかない」
代表の活動はしばらく期間が空くが、ハリルホジッチ監督はこれまで同様「クラブでの役割が大事」と強調。「今日からすべてが合宿みたいなもの。毎日コンタクトを続けていきたい」と緊張感の維持に努めるという。国内組については、12月の東アジアE-1サッカー選手権で「国内組からA代表に入れるかの決断がなされる」と述べ、奮起を促した。
By サッカーキング編集部
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