ハリルホジッチ監督が前日会見に臨んだ
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督がフランス・リールで10日に行われる国際親善試合・ブラジル代表戦の前日会見に臨んだ。
ブラジルについて「現段階で世界一強いチーム」と語ったハリルホジッチ監督は「抜本的にチームが変わった。守備面も伴ったブラジルを初めて見る」と分析。「ブラジルの方が強いでしょう」としながらも、「我々が勝てると信じたい」と意気込んだ。
強豪相手との試合は、監督の手腕が試される一戦になる。ハリルホジッチ監督はワールドカップ前回大会でアルジェリア代表を率い、その後優勝したドイツ代表と互角の試合を演じて延長戦の末にベスト16で敗れた。この試合を引き合いに出し「こういう試合の経験が私にはある」と自信を見せている。
「前大会のドイツ戦の経験がある。彼らは当時世界一強いチームで世界一になった。ブラジル人がどうプレーするか完璧に把握している。守備だけで満足したらそれはミスだ。我々の攻撃、守備の形を作らなければいけないし、このチームを揺るがしたい」
「日本代表がどのレベルにいるかを確認できる良いテストになるだろう。負けるための準備をしたことはない。10回中1回はこのようなチームに成功を納めるかもしれない。リアリストになってチャンスを逃さず、大きな野心を持ってトライすることが必要になってくる」
また、試合が行われるリールはハリルホジッチ監督にとってもゆかりのある土地だ。「ここの近くに住んでいるし、本当にうれしい」とリールでの開催にご機嫌の様子。「私はこのスタジアムを作ろうといった声を上げた者の一人だ。関係者、政治家にプレッシャーをかけたことを思い出す」。選手に対しても「『私の地元でやるんだぞ、勝たないと私がここで生活できない』言った」と発破をかけていることを明かした。
By サッカーキング編集部
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