ウクライナ戦で勝利を手にして喜びを爆発させる、ろう者サッカー日本代表
耳が不自由なアスリートが4年に1度集うスポーツの祭典「第23回デフリンピック夏季大会」が現地18日にトルコのサムスンで開幕した。世界97カ国から約3000人の選手、日本から108人が参加。4年に1度のスポーツの祭典に、ろう者サッカー男子日本代表も出場している。
日本は、C組でウクライナ、アルゼンチン、イタリアと同居。19日、日本は前回2013年大会で準優勝を果たしたウクライナと初戦を戦った。先制点はセットプレーから生まれる。古島啓太が斜め45度やや遠目の位置から狙ったシュートは、綺麗な弧を描きウクライナゴールに突き刺さる。後半早々に同点とされるものの、残り2分で吉野勇樹が決勝点をマーク。2-1で逃げ切り、日本はデフリンピック予選リーグで歴史的初勝利を手にした。
試合後、中山剛監督は「現在まで日本ろう者サッカー協会に携わってこられた方々の思い、応援が選手とスタッフ、日本チームの力となりました」と感謝の言葉を述べ「勝利に浮かれる事なく、次のアルゼンチン戦に向け調整していきますので引き続き応援宜しくお願いします」と表情を引き締めた。
グループリーグ第2戦のアルゼンチン戦は、日本時間7月21日(金)22時にキックオフを迎える。
協力=日本ろう者サッカー協会
By サッカーキング編集部
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