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遠藤航、守備力に自信…ボランチでもDFでも、武器は「球際の強さ」

2017.06.06

「球際での強さ」を武器に活躍を誓う遠藤航 [写真]=野口岳彦

 球際の強さには自信を持っている。今回、MF登録で日本代表に選出された遠藤航浦和レッズ)は、「球際で戦う部分はディフェンダーでもミッドフィルダーでも変わらない。そこの良さは、どのポジションでもしっかりと出していきたい」と意気込んだ。

 日本代表はキリンチャレンジカップ2017のシリア戦を翌日に控え、会場となる東京スタジアムで調整を行った。13日の2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選に向けて仮想イラクとして臨む。

 3月に追加招集された際、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から「クラブでもボランチで出てほしい」と要求された遠藤。本人も「ボランチがやりたい」と公言はしているものの、浦和で3バックの中央を任せられている彼にとって、ボランチでのアピール機会は限られている。「やっぱりなかなか出られない現状はある」と苦笑いを浮かべたが、それでもボランチで声が掛かったところに指揮官の期待がうかがえる。メンバー発表会見ではこんなことを言っていた。

「現在、最もデュエル(一対一の攻防)で勝っているディフェンダーかもしれない。イラクのように、FWのパワーが強いチームにはいいかもしれない。浦和でもかなりいいパフォーマンスを見せている」

 遠藤自身も「自分の特長として、球際の部分は常に良いパフォーマンスを出せている。シンプルにそこを見てもらえたと思っている」と、守備力に自信を示す。だからこそ、ボジションがどこであろうと、「守備での球際の強さは出さないといけない」と自分がやるべきことは明確だ。FWとの距離が近くなることで、「逆にプレッシャーもかかる」と難しさは出てくるだろうが、高い位置でボールを奪って攻撃に迫力をもたらしたいところ。指揮官の期待に応えるためにも、「攻撃の難しさはあるけど、しっかり自分の中で良い判断をしてやっていきたい」と積極的にチャレンジしていく。

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