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ユーティリティ・酒井高が明かすポジション観「どこで出てもチームに還元」

2017.06.01

日本代表合宿に参加している酒井高徳 [写真]=野口岳彦

 日本代表は6月1日、千葉県内で合宿5日目を迎えた。

 DF酒井高徳ハンブルガーSV)は今シーズン、ブンデスリーガ2部降格危機に陥りながらも残留を果たしたチームにあって、キャプテンとして責任を背負いながら、様々なポジションでのプレーを経験した。

 酒井は「ハンブルクでシーズン通して戦ってみて思ったのは、状態や環境が変わってくるかもしれないけど、どこで出ても自分が必要とされるところでチームに還元するというのがやっぱり大事だと思う。たぶん僕がボランチをやってうまくいったっていうのは、もちろん“やれるところがあるんだろう”という監督の目もあったんだと思います」とコメント。以下のように続けた。

「こっちの(ヴァイッド・ハリルホジッチ)監督もそうだけど、“こういうことをしたいんだ”という気持ちさえちゃんと持っていれば、準備をしていれば、どこで出てもちゃんとプレーはできると思う」

「もちろんサイドバックとして使ってくれれば一番いいですけど、じゃあワールドカップでケガ人が出て『ボランチがいないからお前、できるか』って言われたら、僕は自信を持って『やりたい』って言いたいと思う。それはどこのポジションでも一緒で、やる人がいないんだったらやるしかないわけじゃないですか。そういう意味ではどこで出てもそんなに関係ないですね」

「サイドバックでやりたい気持ちはある」と言いつつも、貢献できるポジションで試合に出場したいという思いを強調した酒井。ハンブルガーSVで様々なポジションを任せられたことについては「“仕事を分かっているだろ、あいつは”というふうに考えたうえで置いていると思うし、その理解がなかったら、さすがにそんなことはしないと思う」と信頼関係の存在があるとの考えを明かしつつ、ポジション変更の際の注意点を述べた。

「賛否両論なのか分からないですけど、一つのポジションでやるのがいいのか、複数のポジションでやるのがいいのか。その生きがいは選手によって違うと思うので、また違う話にはなります。試合の中で、そして試合ごとにポジションが変わる中で感覚的なところをより研ぎ澄まさなきゃいけないということには最近は気を付けていますね」

 日本代表は6月7日に東京スタジアムでキリンチャレンジカップ2017でシリア代表と対戦した後にイランへと向かい、同13日にアジア最終予選第8節でイラク代表と対戦する。

By サッカーキング編集部

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