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世界の舞台で学んだ「勝負を決める」ポイント…中山雄太、失敗を糧に2020年を見据える

2017.05.31

ベネズエラ戦で主将を務めた中山雄太 [写真]=佐藤博之

「試合を重ねるごとに自分が成長していくことだったり、あとは課題も見えてきた。そういう部分ではネガティブよりもポジティブな部分が多かったので、今日負けてしまったのが本当に悔しいなって思います」と振り返るのは、U-20日本代表DF中山雄太柏レイソル)だ。

 U-20ベネズエラ代表との決勝トーナメント1回戦を迎えた日本は、善戦したものの延長戦にCKから浴びた失点が響き、5大会ぶりのU-20ワールドカップはベスト16という結果に終わった。


 冨安健洋(アビスパ福岡)とともに日本の守備を支えた中山は、坂井大将(大分トリニータ)に代わって、ベネズエラ戦を含む3試合でキャプテンマークを巻いた。「(キャプテンマークを)付けてからより感じるところもありました。付けた試合がそんなにというのもあったので、今日の試合は少し自信はありましたけど、グループステージなんかは最終ラインでミスが多かったので、そこは悔いの残るところが多かったかなと思います」と心境を明かした。

 アジア王者として臨んだ今大会について、中山は「グループステージ突破は絶対だったので、その目標に対して結果を求めるという部分は良かったです。ただ、突破してからは一発勝負なので、そこでまた結果を出すという難しさを感じましたね」とコメント。続けて「自分たちのサッカーができない状況でも結果を出せるという力が勝負を決めるのかなって思います。グループステージのウルグアイ戦は失点して落としていますし、自分たちのサッカーをしようとする中でできなくても点を取れるであったりというところが、まだないのかなって思います」と敗退の要因について分析した。

「今は悔しい気持ちでいっぱい」と語りながらも、「この先自分たちに求められるのは東京オリンピックになりますし、7月には1次予選が始まります。そこでこのメンバーかは分かりませんが、五輪を目指してやっていくと思うので、まずは自分もそこに立てるようにやっていきたいなって思います」と2020年を見据えた。

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