練習はリッラクスした雰囲気で行われた
FIFA U-20ワールドカップ韓国2017でグループステージを突破したU-20日本代表が28日、韓国・天安で練習を行った。
試合に出場した11名は宿舎でリカバリーを行い、その他のGK波多野豪(FC東京)、山口瑠伊(FCロリアン)、DF板倉滉(川崎フロンターレ)、藤谷壮(ヴィッセル神戸)、舩木翔(セレッソ大阪)、MF坂井大将(大分トリニータ)、三好康児(川崎フロンターレ)、高木彰人(ガンバ大阪)、久保建英(FC東京U-18)が約1時間の練習で汗を流した。
グループステージ3試合で出場時間が少なかった高木は、心拍数を上げるトレーニングを中心にコンディションを整えた。他の8名はフットバレーやフットテニスなどでリフレッシュ。中2日で迎える決勝トーナメント1回戦のベネズエラ戦に向けて調整した。
ベネズエラは10得点無失点という成績でグループステージを首位通過した強豪。南米予選の決勝トーナメントでは、今大会で日本が完封負けを喫したウルグアイを3-0で破っている手強い相手である。
「前線に速い選手がいるという情報も入っていますし、南米特有の個人技の部分や、個の打開力はあると思います」
そう印象を語るのは、2013年に開催されたFIFA U-17ワールドカップのグループステージでベネズエラと同組になった経験を持つ三好だ。「その時とは相手も日本もチームが違う」と前置きしつつ、「南米のチームはスキが出てくると思います。そこをどう突いていくかが、すごく大事になってくる」とポイントを挙げた。
「自分たちが動きながら、ボールを動かし続ければ、確実にスキが出てくると思う。そこを突いていけば、点は取れると思います。攻撃のチャンスは作れているので、その回数をもっと増やして、最後の決定力の部分を見せつけたい」
個人的には「目に見える結果」を出したいところ。イタリア戦では、第2戦まで三好が務めたポジションに入ったMF遠藤渓太(横浜F・マリノス)が絶妙なアシストを決め、MF堂安律(ガンバ大阪)は圧巻の2ゴールで引き分けに持ち込んだ。「得点はもちろん欲しいですし、常に狙っています」とライバルに刺激を受けた三好が、ゴール奪取に闘志をみなぎらせた。
By サッカーキング編集部
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