ボランチでフル出場した原輝綺 [写真]=佐藤博之
U-20日本代表は27日、FIFA U-20ワールドカップ韓国2017 グループステージ第3節でU-20イタリア代表と対戦し、2-2で引き分けた。この結果、各グループの3位の中で上位4チームに入ることが決まり、ベスト16へ駒を進めた。
日本は7分までに2点を失う苦しい展開を強いられたが、MF堂安律(ガンバ大阪)の2ゴールでスコアをタイに戻すと、このままドローでタイムアップを迎え、目標としていた決勝トーナメント進出を決めた。
ボランチの位置でフル出場したMF原輝綺(アルビレックス新潟)は、「1失点目でラインが合わなかったというのは、自分がたまにセンターバックやサイドバックをやって、結構手こずっていました。杉岡(大暉)もそういうので手こずったと思いますし、あの気持ちは、自分はわかるかなと」と、1失点目のきっかけとなってしまったDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)を擁護。ただ、その上で「そういうミスをなくしていかないと強い相手には勝っていけないと思います」と修正が必要だと気を引き締めた。
一方で、個人のパフォーマンスについては「ボールを結構奪えているというのはあると思います。そこまで当たりも吹っ飛ばされるくらいではないと思っていて。五分五分はいかないけど、ちょっと劣るくらい」と自信をつけたようで、「今後、体を大きくするだったり、もっと寄せのタイミングや体を当てるタイミングをずらせばデカイ相手でもやれるかなというのはあるので。まあ、そういう手応えはありますし、どんどん前にもつけられるようになってきているんで。そういう楽しさもあります」と、大会を通じて成長を実感していると述べた。
そして、「トーナメントは先制点が鍵になってくると思います」と次戦を見据えると、「ここまで来たら、もう(グループステージ)突破もしたし(笑)。この次の目標は優勝なので。3位抜けですし、チャレンジャー。萎縮してもしょうがないので、思い切ってやれたらなと思います」と意気込みを語った。
日本は30日にU-20ベネズエラ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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