フランスでの戦いを終えて1年ぶりに帰国した酒井宏樹が羽田空港で取材に応じた
フランスのリーグ・アン、マルセイユに所属する日本代表DFの酒井宏樹が26日、シーズンを終えて羽田空港に帰国した。
昨年6月、ドイツのハノーファーからフランスのマルセイユに移籍した酒井は、加入1年目で定位置を勝ち取り、リーグ戦で35試合に出場。「(マルセイユは)国際的なクラブで、監督やチームメートが助けてくれた」と感謝の言葉を口にし「1年間、チームのためにやってきた。その結果、ヨーロッパリーグ出場権をとれてよかった」とシーズンを振り返った。
2016-17シーズン、マルセイユはリーグ5位でフィニッシュ。リーグ優勝9回を誇る名門でのプレーは「プレッシャーがすごかった」と言う。とはいえ「勝たなきゃいけないチームは自分の夢だったので、いい方向に向かっている。やりがいがあるので、一歩一歩、いい舞台に向かっていきたい」と、さらになる高みを視野にいれた。
6月には、ワールドカップ・ロシア大会アジア最終予選のイラク戦が控える。「大事なのはイラク戦。シリア戦は失敗してもいいのでトライして、イラク戦は不安ゼロにして戦いたい」とコメント。
今回、日本代表初招集となった加藤恒平については、「キャリアは関係ない。やれるかやれないかの世界。ヴァーディも活躍しているし」と、ノンリーグから異例の出世を果たしたレスターの点取り屋を例えに出して新戦力にエールを送った。
一方で常連組が選外になったことに驚いた様子。「キヨ(清武弘嗣)が外れて、びっくりしている」と明かす一方で「入れ替えがあるグループが競争につながる。団結して結果を求めていきたい」と気を引き締めた。