スタメン出場を狙うMF市丸瑞希(右)[写真]=Getty Images
U-20日本代表のMF市丸瑞希(ガンバ大阪)が23日、FIFA U-20ワールドカップ韓国2017のウルグアイ戦に向けて最終調整を行った。
この日の練習でMF原輝綺(アルビレックス新潟)とともに主力組のボランチに入った市丸。先発出場の可能性が高まるなか、「体は徐々にキレてきている。いい感じになってきています」と好調をアピールした。
次の相手は南米予選を1位で突破した強豪ウルグアイだ。市丸も「めっちゃ強いってイメージです」と印象を語る。手強いのは間違いないが、具体的なプレーイメージはある。
「消極的になっても意味はない。逆に消極的になったら余計にやられてしまうと思うから、どんどん縦パスを出していきたい。相手を後ろ向きにさせたり、ちょっと苦しくなったら背後に蹴って流れを切ったり、試合展開を見ながらやっていきたい」
市丸は鋭い縦パスや高い配給センスで、攻撃にリズムをもたらすことができる。内山篤監督は「相手も強固な守備なので、ボールを動かすテンポは我々が攻撃をする上で生命線になってくる。彼が最も時間とテンポをもたらせる」と期待を寄せた。
出場機会がなかった南アフリカ戦の翌日、練習場には黙々とトレーニングをこなす市丸の姿があった。いつ出番が回ってきてもいいように、最善の準備をしてきたつもりだ。「自分がもし出て、負けたとかは絶対に嫌やし、もちろん(グループステージ)突破を目指して一戦一戦やっている。明日勝って、突破できるのが一番ですね」。ゲームメイカーが強敵撃破へタクトをふるう。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト