2017.05.19

U20代表のMF遠藤渓太、得意の“ドリブル”と“秘密兵器”で勝負を仕掛ける

遠藤渓太
ホンジュラス戦では、CKから板倉滉のゴールをアシストした遠藤 [写真]=三浦彩乃
サッカーキング編集部

 体はキレッキレ。心はワクワク。U-20日本代表で心身ともにノリに乗っているのが、MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)だ。「本当に今は自信があります。どういう場面であれ『結果を残してやろう』、『見返してやるんだ』という気持ちはもちろんある。いいメンタリティで練習ができていますね」と言って充実した表情を浮かべる。

 遠藤の武器はドリブルとスピード。サイドハーフで労を惜しまずに走り回り、ボールを持てば、抜群のスピードで相手を切り崩す。サイドからガンガン仕掛ける思い切りの良さは、見ていて気持ちがいい。

 そしていよいよ、その実力を世界で試す時が来た。

「本当に世界相手に自分が通用するのか。対面する相手全員に一対一で勝てるように。全員抜き切ってゴールを奪えるようにしたいですね。自分はパスで流れを作ったりできる選手ではないので、ドリブルで相手を抜き切れるようにしたい」

 初戦で対戦する南アフリカは身体能力が高い。他の対戦国も格上で、一筋縄ではいかないだろう。それをどう攻略するか。遠藤は駆け引きが重要だと語る。「多分、相手は飛びついてくると思うので、うまい具合にそこは賢くやること。常に100パーセントではなく、自分がスピードを発揮できるところで発揮できればいい」。緩急をつけながら相手を揺さぶることで、遠藤のスピードに乗ったドリブルはより生きてくる。「海外選手も駆け引きはうまいので、自分が一枚も二枚もうわ手にならないといけない」と意気込んだ。

 もう1つ注目したいのがセットプレーだ。遠藤は今年に入り、「特別に練習しているわけではない」というセットプレーのキックで2度の“奇跡”を起こしている。1度目は4月のジェフユナイテッド市原・千葉との練習試合、そこで「人生初」となる直接FKを突き刺した。2度目は、直前に行われたホンジュラス代表との親善試合でCKからゴールをアシスト。試合後は「まだ付け焼刃だ」と話していたが、「自信を持って蹴れるようになりたい」と前向きに語る。胸を張って「自分の武器」と言えるように、「もっともっと努力しないといけないと思う。この大会がそのきっかけになれればいい」と磨いていくつもりだ。

遠藤渓太

FKの練習を行った遠藤。「今日はフィーリングが合わなかったですね」と話す

 19日のトレーニングでもFKの練習に参加。ところが、見ているこちらが「あれ?」と思わず口にしてしまうほど、まったく入らない。枠さえ捉えられない。遠藤も「(内山篤)監督に『この前のは奇跡だな』と言われました」と笑うほどの出来だった。「これまで(FKの練習を)やってこなかった人間なので、練習しないほうが入る可能性はありますよね。また決まれば、『もう身についたものだ』とも言えるけど……3回目の奇跡を起こしたいですね」。こちらとしても、練習でバンバン決められると、本番まで取っておいてくれ……とつい思ってしまう。試合まで“秘密兵器”は隠しておいたほうがいいのかもしれない。

 グループステージ初戦が2日後に迫っている。主戦場とするサイドハーフではMF堂安律(ガンバ大阪)とMF三好康児(川崎フロンターレ)が存在感を示しており、遠藤はスーパーサブとしての起用が濃厚だが、この調子であれば先発の座を勝ち取っても不思議ではない。

「ライバルとの戦いもありますけど、自分自身と戦って、しっかりといいパフォーマンスを続けられるようにしたい。いい流れできているという感覚が自分の中にあるので、この流れを崩さないように練習も試合も100パーセントでやりたい」

 自信みなぎる俊足アタッカーが、得意のドリブルで敵陣を切り裂く。

取材・文=高尾太恵子

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
34pt
マンチェスター・U
26pt
チェルシー
25pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
29pt
シャルケ
23pt
ライプツィヒ
23pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
34pt
バレンシア
30pt
レアル・マドリード
24pt
欧州順位をもっと見る
ナポリ
35pt
ユヴェントス
31pt
ローマ
30pt
欧州順位をもっと見る

Jリーグ順位表

鹿島アントラーズ
70pt
川崎F
66pt
C大阪
60pt
Jリーグ順位をもっと見る
湘南
83pt
長崎
80pt
名古屋
75pt
Jリーグ順位をもっと見る
秋田
58pt
栃木
58pt
沼津
57pt
Jリーグ順位をもっと見る