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「失うものはない」…日本に挑むタイ代表指揮官「素晴らしいチャンス」

2017.03.27

タイ代表を率いるキャティサック・セーナームアン監督 [写真]=三浦彩乃

 28日に2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選で日本代表と対戦するタイ代表のキャティサック・セーナームアン監督が前日記者会見に臨んだ。

 グループB最下位に沈み、日本戦に敗れればロシア行きの夢が絶たれるタイ。セーナームアン監督は、「日本はこのグループで最も強いチームの一つ」とリスペクトした上で、「しかし、私たちに失うものは何もありません。そして私たちには気持ちと魂があります。それを込めて、明日の素晴らしいチャンスを戦いたい」と意気込みを語った。

 23日にホームで行われたサウジアラビア代表戦では、積極的に戦う姿勢を見せたものの、0-3と完敗を喫した。指揮官は「ホームだったし、勝つことを期待していた。先制された時点で、我々には攻撃的なサッカーをする以外に選択肢はありませんでした。ところがミスで2点目を奪われてから、我々の選手は自信を失ってしまった」と敗戦を振り返った一方、「あの試合や、残念だと思った気持ち、雰囲気はもう忘れました」と、日本戦に向けて気持ちを切り替えたことを強調。「チームワークに基づいたプレーをする。私たちは個々の選手に依存していない。チームワークでプレスをかけていきます」と続けた。

 また、日本戦を「アジアのベストのチームと戦える大きなチャンス」と位置づける同監督は、「明日の試合は選手にとって夢のような体験になります。選手たちにフットボールを楽しんでほしい。楽しんだ上で素晴らしいパフォーマンスを見せてほしいと思っています」と、選手たちにとって貴重な体験になると述べた。

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