6日にトレーニングを行った槙野智章(中央) [写真]=JFA
日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2016と2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選に向けて、鹿嶋市内で合宿をスタート。DF槙野智章(浦和レッズ)が定位置奪取への意気込みを語った。
現在勝ち点7でB組3位の日本は、11日にキリンチャレンジカップでオマーン代表と対戦。そして15日には3ポイント差で首位に立つサウジアラビア代表との大一番に臨む。
調子は「すこぶるいいっすよ」と話す槙野は、今回の2連戦について、「(ヴァイッド・ハリルホジッチ)監督は、重要なサウジ戦に向けて一つになって戦わないといけないということもありますし、第1戦にチャレンジしたいという言葉も残していました。誰が出るか分からないし、新しい選手も入ってきている中でまた競争して、ポジション争いもありますし。今回選ばれたメンバーでしっかりこの2戦を乗り切らないといけないと思っています」と、総力戦になるとの見解を示した。
そして、「僕の役割としては真ん中のポジションもそうですし、サイドとしても役割があると思っています。前回の試合の時にも(コメントを)残しましたけど、決して誰々の代わりではないと思っていますし。自分の色を出していかないといけないと思います」とコメント。
センターバックもサイドバックもこなすことのできる自身の役割について、「僕にとって長年の悩みでもあるんですけど。器用貧乏っていう言葉がありますけど、どのポジションもできるけど、一つの強みを出していかないといけないっていうのはずっと悩み続けている部分でもある。複数のポジションができるっていうことはプラスになると思いますけど」と悩みを告白。そのうえで、改めてポジション争いへの強い思いを示した。
「誰かのケガとか、累積のために回されるっていうような役割はやっぱり個人的には好んでいないし、自分の中ではここっていうところを出していくことが必要かなと思います。それは監督が決めることでもありますし、もちろんそういう中でしっかりと結果を出すことが代表選手の宿命だと思っている。そういう意味では、起用されるポジションでしっかりと結果を出し続けることが大事だと思います」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト