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W杯最終予選、初戦は黒星 セルジオ越後氏「次負ければ終わり」「ハリルの精神面心配」

2016.09.02

試合中、頭を抱えるハリルホジッチ監督 [写真]=兼子愼一郎

 2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選の初戦が9月1日に行われ、日本代表はUAE(アラブ首長国連邦)代表に1-2で敗れた。

 試合後、『サッカーキング』ではサッカー解説者のセルジオ越後さんに話を聞き、試合を振り返ってもらった。

日本代表選手のコンディションがよくなかった。本田(圭佑)、岡崎(慎司)、清武(弘嗣)はキレがなかったし、香川(真司)は『どこにいたの?』という感じだった。リオ五輪組の大島僚太と浅野拓磨もチームにフィットできてはいなかった。こういった大きな試合に向かう調整で失敗したブラジルW杯での反省は日本サッカー協会としてできていたのか、と感じてしまうよ」

「審判のせいにしてしまうのは言い訳にしかならない。初戦を落としたことは当然厳しい。予選の後半には中東でのアウェーゲームが3試合ある。そこで今回の“借金”を返済しないといけない。オーストラリアやサウジアラビアとのアウェーゲームでも勝ち点を取らなければ、逆転はないからね。でも、今日のような試合をしてしまえば、当然結果はついてこない」

「ボールを支配してペナルティエリアに近づいてもそこから得点に結びつかないのは強豪と試合をしていないから。今日の相手も技術レベルとしては日本より下だが、しっかりと準備をして、戦う姿勢で臨んできた。そういった相手と対戦するときに、そういった経験が生かされる。攻略法もしっかりと研究され、今後の対戦相手もしっかり準備する上に、日本から勝ち点を取れると考えてくる。厳しい戦いになるよ」

「タイ戦は当然勝ち点3が必要。負ければ終わりだ。しっかりとコンディションを整えれば、チームとしての戦いは大丈夫だろう。ただ、結果が出なかったからハリルホジッチ監督の精神面は心配だ。日本のメディアはお手柔らかにしてあげてほしいね(笑)。当然、次のタイ戦で勝ち点を落とせば、進退問題が騒がれるようになる。そうなった時、協会はどういう行動をとるのか。名古屋グランパスのようになっては遅い。ただ、まずは次の試合で勝利することに集中しなければいけないね」

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9月1日 ロシアW杯アジア最終予選 日本vsUAE


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