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浅野の反撃弾を演出…流れを変えた南野、決勝T進出へ「全てを懸ける」

2016.08.08

途中出場で浅野のチーム1点目をアシストした南野拓実(中央) [写真]=兼子愼一郎

 リオデジャネイロ・オリンピックのグループステージ第2節が6日に行われ、日本とコロンビアが対戦。日本は65分時点で0-2とビハインドを負ったが、67分にFW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)、74分にMF中島翔哉(FC東京)がゴールを決め、2-2の引き分けに持ち込んだ。

 ベンチスタートだったMF南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)は、62分にピッチに立った。チームは3分後に2失点目を喫したものの、「“流れを変える”っていう意味で入りました」との言葉どおり、南野は浅野のチーム1点目をアシスト。「決めてくれるだろうと思って」出したラストパスで、反撃の狼煙を上げるゴールを演出した。

 南野は「自分は途中から入ったこともあって、2失点していても“絶対に2点を取り返す”という気持ちでいました」と振り返る。「前の試合(ナイジェリア戦)でも(同点に)追いつけるムードを感じていた分、1点を取れば、同点までいける粘り強さはあると分かっていたので。まあ、同点(止まり)というのは、厳しい状況がまだまだ続きますけど。そこ(追いつけたこと)は良かったんじゃないかなと思います」と、逆転に至らなかったことを悔やみつつ、一定の手応えを掴んでいた。

 日本は10日(日本時間11日)に行われるグループステージ第3節でスウェーデンと、コロンビアはナイジェリアと対戦する。自力での決勝トーナメント進出は消滅したが、コロンビアの結果次第では突破の可能性は十分にある。南野は「その望みに全てを懸けて、次の試合に挑むので、良い準備をして本当に勝ちだけを目指して頑張っていきたいと思います」と、抱負を語っている。

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