ブルガリア戦に先発した日本代表メンバー [写真]=三浦彩乃
キリンカップサッカー2016準決勝が3日に行われ、日本代表はブルガリア代表を7-2で破り、決勝進出を果たした。
試合後、『サッカーキング』ではサッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞いた。
「大味な試合になってしまったね。正直、もう少しブルガリアが戦えるチームだと思っていた。戦術、気持ちなどいろいろな部分が欠けていた。W杯で4位に入ったことがあるなどの歴史上のブルガリアとは違ったね。戦う姿勢が見えなかった。この点においては日本に責任はないね。勝負する展開もないし、高さで勝負するわけでもサイドから仕掛けるでもない。ボスニア・ヘルツェゴビナとデンマークの試合の方が面白かった」
「日本はやはり交代枠が公式戦での3ではなく、それより多い試合だといい試合をする。前半にプレッシングはできるけど、後半に落ちてしまう。これは考えないといけない。W杯予選や本大会は交代枠が3つなわけだからね」
「先制点を決めた岡崎慎司は良さが出たね。浅野拓磨や遠藤航といった五輪代表の選手たちはまだA代表には足らない部分がある。こういった試合で出場させることができたのはよかったんじゃないかな。ボスニアはデンマーク戦を見る限り、選手の質や試合へ臨む姿勢はブルガリアよりはるかにいい。そういった相手にどこまでできるか、だね」