キリン杯ブルガリア戦の前日練習に臨んだ岡崎慎司 [写真]=青山知雄
「海外に行ってから、外国人とやるのはもう慣れた。毎回やってることなんで、『ヨーロッパ相手か』とは思わなくなった」。プレミアリーグ制覇という圧倒的な経験を積んだ岡崎慎司(レスター)が、キリンカップサッカー2016での躍動を狙う。
日本代表は、3日に行われるキリンカップ初戦でブルガリア代表と対戦する。前日練習後に取材に応じた岡崎は「ただ勝ちたい。勝って自分たちが世界とやってもまだまだやれるってところを世界に発信していかないといけない」と欧州を相手に闘志を燃やし、「国内でやってる以上はどこが相手だろうと負けてはいけない」と力強く意気込んだ。
「1年前とか2年前とかは、あんまり記録にこだわってないって言っていた」という岡崎だが、国際Aマッチでは通算48ゴールを記録しており、「今はどれだけでも多く点を取って自分がこの日本代表にいた記録を残したい」と飽くなきゴールへの欲望を口にした。
通算50得点まであと2ゴール。目指すはキリンカップでの大台突破だ。「やっぱりアジアの相手じゃなくて、ヨーロッパの相手からまだまだ点を取りたい」。そしてその先には、あと7ゴールに迫っている日本代表歴代得点ランキング2位の三浦知良(横浜FC)の記録が見えてくる。
4月16日に30歳の誕生日を迎えた岡崎は「カズさんに比べたらまだまだ若者だと思うけど、それでも年をとるにつれて、ベテランの存在が若い時よりもすごいなって思う」と、49歳で現役を続ける三浦のすごさを改めて実感すると、「サッカー選手として上を目指していくことを真剣に思わないと、カズさんみたいに、あの年齢になっても周りを気にせず自分のサッカー人生を歩んでいくことはできないと思う」と“真剣”にカズ超えへ意気込んだ。
日本代表は、3日に豊田スタジアムでブルガリア戦に臨み、その結果に応じて同7日にボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表もしくはデンマーク代表と市立吹田スタジアムで対戦する。
By サッカーキング編集部
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