キリンカップ公式会見に出席したハリルホジッチ監督。「この戦いに懸ける野心がある」と意気込んだ [写真]=三浦彩乃
キリンカップサッカー2016のブルガリア代表戦を2日後に控えた1日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が大会の公式会見に出席し、負傷した本田圭佑(ミラン)について言及した。
本田は5月29日のトレーニングで左ひざ裏に違和感を覚え、30日と31日の練習を回避。1日にはグラウンドに姿を見せたものの、個別メニューでリハビリを行った。
「本田もプレーしてほしかった。本当にすばらしいパフォーマンスだったので残念」とエースの負傷を悔やむハリルホジッチ監督は、「恐らく1試合目はプレーしない。2試合目は、もし彼の準備ができていればプレーさせるが、リスクは取りたくない」と明言した。
本田の欠場が決まったが、指揮官は「簡単に彼に代わるような選手はいない」と断言。「(代役となる選手の)クオリティ、レベルに関しては恐らく本田と違う」とエースへの信頼を口にした。
それでも「他の選手にチャンスを与えないといけない。若手にチャンスを与える勇気はある」というハリルホジッチ監督だが、初招集の小林祐希(ジュビロ磐田)と大島僚太(川崎フロンターレ)については「プレーさせるためではなく次の準備。少し(招集)リストを大きくしたいということもあった」という。
「大島と小林(祐)に関してはまだ準備ができていない。彼らはまずここに来て学んで、ということをしている。今のところは浅野(拓磨/サンフレッチェ広島)のほうが試合に関わるチャンスはかなり大きいと思う。彼らは私がこのA代表に呼んだことを証明してくれた。彼らの能力はあると思うので、できるだけA代表に定着するための努力をしてほしい」
日本代表は3日に初戦のブルガリア代表戦(豊田スタジアム)に臨み、その結果に応じて同7日にボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表もしくはデンマーク代表と市立吹田スタジアムで対戦する。
By サッカーキング編集部
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