練習を切り上げた本田圭佑
30日に愛知県内で合宿をスタートさせた日本代表に、いきなり暗雲が漂った。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を囲んだ全体ミーティング終了後、FW本田圭佑(ミラン)がランニングをスタートさせたチームメートから一人離れてメインスタンド方向へ歩き始め、スタッフが運転する車に乗り込んでスタジアムをあとにした。
日本サッカー協会スタッフの説明によると、本田は29日に千葉県内で行われた海外組のトレーニングで左ひざ裏に違和感を覚え、愛知県へ移動した後の30日午前に豊田市内の病院で検査を実施。現時点ではすぐにチームを離脱するような状況ではなく、3日に行われるキリンカップのブルガリア戦に向けて痛みを取るように準備するため、メディカルスタッフの判断で30日の練習を回避したという。
今回の合宿はアジア最終予選に向けた貴重な強化の場となるだけに、チームの中心である本田と周囲との連携強化も一つの大きなテーマ。今は痛みを取りながらブルガリア戦出場の可能性を探っている段階で、今後の回復状況が気になるところだ。
文・写真=青山知雄