新戦力に積極性を求める吉田麻也「W杯まで突き抜ける気持ちで」

吉田麻也

欧州組合宿3日目の練習を行う吉田麻也(中央)ら日本代表メンバー

 6月に開催されるキリンカップサッカー2016に臨む日本代表メンバーが26日に発表された。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「新しく若い選手を二人呼ぼうと思っている」と予告していたとおり、フル代表初選出となる23歳のMF大島僚太(川崎フロンターレ)と、24歳のMF小林祐希(ジュビロ磐田)を招集した。

 同じく代表に選出されたDF吉田麻也(サウサンプトン)は、同日に行われた欧州組による事前合宿の練習後、「24歳や23歳はもう若くない」と断言し、新戦力の2人に積極性を求めた。

「遠慮せずにやってもらえればと思うし、逆にそれを出せない選手は生き残っていけない。そうやって自分を出して、アピールしてきた選手が残っているので。そこは新しい選手だからどうぞ、どうぞじゃなくて、自分で割って入っていかないといけないんじゃないかなと思う」

 2018年のロシア・ワールドカップまであと約2年。9月からはアジア最終予選が始まる。「いきなり入ってそのままW杯まで突き抜けるくらいの気持ちでいないとダメだと思う」と新戦力に発破をかける吉田だが、「今回呼ばれて、必ず呼ばれるっていう保証もないし。それは僕らでもそうですけど。毎回、毎回の招集で戦いだと思う。それがより高いレベルになればなるほど、チームのレベルアップにつながると思う」と自身も気を引き締めた。

 日本代表は6月3日に豊田スタジアム(愛知県)でブルガリア代表と対戦。7日には、市立吹田サッカースタジアム(大阪府)でボスニア・ヘルツェゴビナ代表またはデンマーク代表と対戦する。

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