熊本へ勇気を…手倉森監督、ガーナ戦は「被災地の思いを胸に刻んで戦う」

手倉森誠

3月に行われたスポルティング戦でU-23日本代表を指揮する手倉森誠監督 [写真]=Getty Images

 6日、手倉森誠監督が11日にベストアメニティスタジアム(佐賀県)で開催するガーナ代表との一戦に向けたU-23日本代表メンバー23名を発表。チャリティーマッチとして行われる同試合に向けて、意気込みを語った。

 メンバー発表会見の冒頭で、霜田正浩ナショナルチームダイレクターが今回のチャリティーマッチについて説明。同試合は「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」との名称で、収益のすべてを義援金として熊本県義援口座とサッカーファミリー復興支援金口座に寄付することが決定している。

 手倉森監督は、ガーナ戦に向けて「打撃を受けた被災地では、悔しさと悲しみで溢れていますから、悪いことも起きてしまうのが人生ですけど、良いことを人間の力で起こしていかなければならない。こういう状況になった時に、スポーツの力で明るいニュースを届けられればと思います」と、熊本地震の被災地へ勇気を届けたいと力強く口にした。

 また、「今回のメンバーは、被災地への思い、オリンピックへの国民の思いをしっかりと胸に刻んで戦うことができれば、必ず良いニュースを届けられることを示さなければならない。打撃を受けた被災地、九州の力、そして日本の力を、我々が世界でたくましさという部分で示せればいいなと思っています」と続け、日本国民の思いを力に変えて世界に挑みたいと宣言した。

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