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対戦相手、気候、移動時間…リオ五輪組み合わせ、日本にとっての理想は?

2016.04.14

AFC U-23選手権2016で優勝したU-23日本代表 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 8月に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックのグループステージ組み合わせ抽選会が、14日にブラジルのマラカナン・スタジアムで行われる。

 出場16カ国を4つの組に分けて戦うグループステージ。抽選会を前に、日本にとって“最高”の組み合わせと、“最悪”の組み合わせを考察する。

▼ポッド1
ブラジル(南米)
アルゼンチン(南米)
メキシコ(北中米・カリブ海)
日本(アジア)

▼ポッド2
ナイジェリア(アフリカ)
韓国(アジア)
ホンジュラス(北中米・カリブ海)
イラク(アジア)

▼ポッド3
スウェーデン(ヨーロッパ)
フィジー(オセアニア)
ポルトガル(ヨーロッパ)
南アフリカ(アフリカ)

▼ポッド4
アルジェリア(アフリカ)
コロンビア(南米)
デンマーク(ヨーロッパ)
ドイツ(ヨーロッパ)

 AFC U-23選手権2016を制し、アジア王者として大会に臨む日本は、ブラジル、アルゼンチン、メキシコとともにポッド1に入った。同大陸の国は必ず別グループになるため、ポッド2で日本と対戦する可能性があるのはナイジェリアとホンジュラスの2チームのみ。ポッド3と4は全チームと同居する可能性があるが、理想としてはポッド3のフィジー、ポッド4のアルジェリアとの対戦が望ましい。

 また、対戦相手以上に重要とも言えるのが気候と移動距離の問題だ。すでに各試合の会場が発表されており、ポッド1の日本は以下の都市で戦うこととなる。

▼グループA
ブラジリア→ブラジリア→サルヴァドール
▼グループB
マナウス→マナウス→サルヴァドール
▼グループC
サルヴァドール→サルヴァドール→ベロリゾンチ
▼グループD
リオデジャネイロ→リオデジャネイロ→ブラジリア

 各グループとも、第1節と第2節は同都市で試合が行われ、第3節は場所を移して戦うこととなる。ここで最も理想的なのがグループD。リオデジャネイロからブラジリアは移動時間が約2時間、また気候の変化も少ないため、D組に入るのがベストだろう。グループCも、サルヴァドールからベロリゾンチまでの移動時間は約2時間と少ないが、3戦目を戦うベロリゾンチは内陸のため寒暖差が激しく、また標高が高いため体調管理に苦しむかもしれない。

 そして最悪なのがグループB。最初の2試合が行われるマナウスは平均最高気温が33度と、他の都市に比べて5度以上高い。さらに、3戦目が行われるサルヴァドールまでの移動は約6時間を要する。グループステージは中2日の日程で行われるため、この長距離移動はかなりハードだ。当然、対戦相手も同じ条件で試合に臨むわけだが、できればD組は避けたいところだろう。なお、開催国のブラジルはグループAに入ることが決まっているため、同ポッドの日本はBからDのいずれかに入ることとなる。

 抽選会は14日の22時(日本時間)から行われる。

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