ADOデン・ハーグで13ゴールを挙げているFWハーフナー [写真]=VI-Images via Getty Images
就任2年目を迎えたヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、チームに“新しいオプション”を加えた。17日に発表された日本代表メンバーにおいて、好調のFWハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ/オランダ)が2014年10月の招集以来、約1年5カ月ぶりの代表復帰を果たした。
先月、ハリルホジッチ監督は欧州視察を行い、現地でハーフナーと直接会って代表復帰への思いを確認。「高さを活かせれば、代表にとっても新しいオプションになるので、今後のチャンスをモノにしてほしい」として、194センチの長身を誇るFWをリストアップしていた。
ハーフナーはその会談以降、エールディヴィジで計2ゴールを挙げて今シーズンの得点数を13に伸ばした。好調をキープしていることで、ハリルホジッチ監督も言葉通り、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のアフガニスタン代表戦(24日)、シリア代表戦(29日)に向けて、同選手の初招集を決断した。
「身長がある選手。我々のチームにはここまで高い選手はいなかった。彼に向けたプレーも必要になります。特に頭。ヘディングのところが興味深いと思います。彼がどのような発展を遂げているかを見るために招集しています」
今月7日から9日に行われた国内組の候補合宿で日本代表は再始動。その初日に「今年からA代表も第2段階に入った」と宣言していたハリルホジッチ監督だが、2016年初戦に向けてさっそく“高さ”という新たなオプションをチームに加えた。
「サイドからのボールでマイクの頭を狙っていく。組み立てが難しい場合はマイクにダイレクトでロングボールを入れて、背後を狙う選手にフリックを出す。こういった選手を使う場合には二つのケースが考えられます。日本人にはこういったタイプの選手が少ないので、渡して持っているアイデアがどうなるのかを見てみたい」
アフガニスタン戦とシリア戦はともにホームの埼玉スタジアム2002で開催される。連戦に臨む指揮官は「2試合で違うオーガナイズを使う可能性があります」と試合ごとに戦い方を変えると発言。特にハーフナーについては、「彼を使うときにはオーガナイズを変えて、彼が点を取れるようにしていかないといけない。アフガニスタンはかなり引いてブロックを使ってくると思う。もしかしたら彼の存在がすぐに有効になってくるかもしれません」と特徴を活かした戦い方を示唆した。
By サッカーキング編集部
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