練習前には円陣になり、3分程度のミーティングが実施された
来年のリオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表候補が23日、神奈川県平塚市内でトレーニングキャンプを開始した。
初日は、前日22日にリーグ戦を終えた14人が参加。川崎フロンターレ所属のMF大島僚太ら4選手はランニングを中心とした軽めの調整となったが、残りのトレーニング組はミニゲームで攻撃の練習を繰り返すなど、約1時間半汗を流した。
チームを率いる手倉森誠監督は、練習前に「次々にシーズンは終わっていくけれど、君たちのオフは来年1月30日(アジア最終予選の決勝)を過ぎてからだ」と伝えるほど、今回のトレーニングキャンプでは選手たちのメンタル面に気を配っている。今季の試合が全て終了している選手、チャンピオンシップや天皇杯を控える選手がいる中で、「感情のばらつきがあると思う。そこが難しい」と強調。今回の課題の一つに挙げ、「リーグ戦が終わって代表に専念できると思っている選手でも、どこかホッとしている部分があるかもしれない」と心配しながらも、全員揃った時点で改めてメンタルを整え、「全員が来年1月の最終予選に行くつもりで頑張ってほしい」と期待を寄せた。
トレーニングキャンプ最終日の26日には湘南ベルマーレとの練習試合を予定している。手倉森監督は「このキャンプでは継続してきたことがやれるかを確認しながら、アジア最終予選をうっすら思い描かせることを引き続きやっていきたい」と気を引き締めた。
また同日、日本サッカー協会は5名の追加招集メンバーを発表。名古屋グランパスのDF佐藤和樹、ヴァンフォーレ甲府のFW伊東純也、ジュビロ磐田のGK牲川歩見とMF川辺駿、ジェフユナイテッド千葉のFWオナイウ阿道が招集された。
By サッカーキング編集部
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