2015.11.19

手倉森監督が五輪最終予選への強化プランを変更…最後まで選手間競争を激化へ

手倉森誠
取材に応じたU-22日本代表の手倉森監督
学生時代から全国のスタジアムへ通い続けてきた経験と人脈を生かして、Jリーグを取り巻くピッチ内外のネタを探り続ける。

 アジア最終予選に向けた強化プランの変更は、果たして手倉森ジャパンに何をもたらすのか――。

 日本サッカー協会は19日、リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表候補を発表。来年1月にリオ五輪アジア最終予選(カタール)を控える同チームは、今月23日から26日まで神奈川県内でトレーニングキャンプを実施し、最終日に湘南ベルマーレと練習試合を行うことになった。

 今回の合宿では最終的に25人を招集する予定ながら、この日発表されたのは16人のみ。J1は明治安田生命Jリーグチャンピオンシップの、J2はJ1昇格プレーオフの出場クラブが決まっていないため、今週末に行われるリーグ戦の結果を受けて追加メンバーを発表するという。

 手倉森誠監督は「最初はこの合宿からメンバーを絞って強化を進めていく予定だったが、まだまだ多くのメンバーを鍛え上げる時期を続けようと考えた。どこかのタイミングで候補選手50人のリストを発表すると思うが、この世代の50人以上が最終予選に絡めることは、日本サッカー界の未来を考えたらいいのではないかと。50人のリストに入ったメンバー全員に戦う覚悟を持ってもらうことが大事だ」と選手たちに競争の継続を促した。

 通常の候補合宿で招集する人数は23人だが、今回は25人想定。手倉森監督によると12月の中東遠征は25〜26人を、年末の沖縄合宿では50人の候補選手の中から天皇杯に勝ち残っていない選手を「ほぼほぼ」呼ぶ予定だという。

 今回の神奈川合宿で指揮官が掲げたテーマは、「奪ったボールをどれだけ前へ運べるか」。手倉森監督は同チームの強みを「しっかりとした守備からのカウンター」と説明し、「それを確立しなければいけない。こういう奪い方をすればシュートまで持ち込めるという形ができつつある」とコメント。いい守備からいい攻撃につなげるスタイルが生命線だとした。

 最終日に行う湘南との練習試合を最終予選に向けた試金石とする。「中東やアジア諸国にはボールを奪ってからゴールへ運ぶ勢いがある。一次予選でもベトナムやマレーシアに何度かそういうシーンを作られたし、最終予選はもっと増えるはず。湘南戦はそのいいシミュレーションになる」と、激しいプレスからの鋭いカウンターを持つ湘南戦でチームの現在地を見極めていくことを明らかにした。

 確かに各種大会との兼ね合いで思うようなメンバーを招集できない悩みはある。しかし、そんな状況を吹き飛ばすほどの選手が揃っているわけでもないのが現状だ。所属クラブで出場機会を伸ばせない選手たちが多い中、指揮官は当初の考え方を変更してでも競争を激化させ、選手たちの急成長を引き出そうと考えたのだろう。チーム作りの遅れは、選手たちが自ら取り戻すしかない。「将来の日本代表を背負っていく可能性のある選手たちが集まって、しっかりとしたキャンプにしなければならない」という手倉森監督のコメントからは、選手たちへの期待とともに大きな責任感が感じられた。神奈川合宿、中東遠征、沖縄合宿を経て、本番に臨む手倉森ジャパン。リオ行きの切符を争うアジア最終予選のスタートは、残り2カ月弱に迫っている。

文=青山知雄

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