途中出場でPK獲得起点とオウン誘発の柏木「この相手なら当たり前」

柏木陽介

カンボジア戦に途中出場した柏木陽介 [写真]=兼子愼一郎

 17日に行われた2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選で、日本代表は敵地でカンボジア代表と対戦。オウンゴールとFW本田圭佑の得点により、2-0で勝利を収めた。

 両チーム無得点のままハーフタイムを迎えると、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は後半開始と同時にMF遠藤航に代えてMF柏木陽介を投入。直後の47分には柏木のロングボールを起点にPKを獲得するも、FW岡崎慎司のキックは相手GKのセーブに遭った。

 すると51分、柏木が相手のオウンゴールを誘発する。エリア手前右寄りの位置で得たFKを左足でゴール前に送ると、岡崎と競り合ったクオン・ラボラヴィーの頭に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれた。

 途中出場で流れを一変させた柏木は、「3回ミスがあった。高い位置だったからそんなに気にはしていないけど、ミスはできるだけ少なくしていかないといけない」と自身のプレーを厳しく評価。「自分が前半に出ていたら、前半に出ていた選手と同じようなことになっていたかもしれない。前半の選手を責めるというよりは、そのプレーがあったから、後半の俺のプレーが生きた」と主張した。

 人工芝でのプレーに関しては「止まるのがわかっていたから、わざと強めに蹴っていた」と明かし、「引いてきた相手に対してできただけで、この相手ならできて当たり前。つねに自分が出られる準備をしてこれたのは、とりあえずチームに、この2試合に対しての貢献度はあったと思う。これからもそういうことを続けていきたい」と、今後への意気込みを口にした。

 これで2次予選のアウェーゲームをすべて消化した日本は、2016年3月24日にアフガニスタン代表、同29日にシリア代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。

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