アフガニスタン戦の前日会見に応じたハリルホジッチ監督(左) [写真]=元川悦子
7日、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、8日に行われるロシア・ワールドカップ・アジア2次予選のアフガニスタン代表戦に向けた前日会見に応じた。
ハリルホジッチ監督は、結果が出ずに厳しい声が挙がっていると指摘されるが、日本代表での自身の状況を説明しつつ、批判に理解を示した。
同監督は、「私はいろんなクラブでも働いてきましたし、いろんな代表でも働いてきました。そして私が着任する時は、だいたいのところがデリケートな状況になっています。そのデリケートな状況から向上させて、発展させなければいけない」と自身の状況を説明。
「もちろんフットボールはなかなかすぐには発展しない面があります。多くの人はあまり待てない。焦ってしまう」と続けると、「特にサポーターとメディアは早く結果が欲しいと思っていますね。何日かでいろんなことがすぐに変わると思ってしまう人もいます。それもおそらく期待に応えないといけないと思っています」とコメントした。
日本代表では、「トレーニング時間がまだ短い。もっと時間が必要ですし、みなさんどのように気づかれたか分からないですけど、いろんな発展をすでに成し遂げています」と短い時間の中で確実に向上していると主張。「攻撃面に関するプレーの回数はかなり興味深いものがあると思います。ただ、得点はまだたくさん取れていない。それがおそらく今後、よくなるんではないかなと。発展していくと。それは確信しています」と語った。
そして、「いろんなところで批判が起きるのはノーマルだと思っています。世界中の代表監督というのはいつも批判されます。もちろん国の首相も同じです」と厳しい声が上がるのは責任あるポジションだからこそと理解を示しており、「私はすべきことは分かっていますし、おそらく1年後、2年後、3年後はまた別の話になっているんじゃないかなと思っています」と今後を見据えている。
最後にハリルホジッチ監督は、「ここまでに5~6個のプロジェクト、3つ4つでクラブで働いていますが、全てのプロジェクトを成功してきました。日本代表でもそれを成功させたいと思っています。メルシー」と成功への自信を語り、会見を終えた。