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引いた相手にも持ち味を出したい武藤「自分が輝けるように考える」

2015.09.04

代表のトレーニングに参加した武藤 [写真]=野口岳彦

 日本代表は4日、ロシア・ワールドカップアジア2次予選のカンボジア代表戦から一夜明け、埼玉県内でトレーニングを行った。練習後、FW武藤嘉紀が記者団の取材に応じている。

 3-0の勝利を収めたカンボジア戦から一夜明け、試合を振り返った武藤は「アジアはかなり引いてくる相手が多いと思いますし、その中でやっぱり先に入り過ぎて、早いタイミングで行き過ぎると自分たちのスペースを消しちゃうことも分かったんで、そこは収穫なのかなと思います」と引いた相手に対する戦い方に問題があったことを再確認できたという。

 アジアでは多くのチームが自陣に引いて守ってくる。スペースがない状況でのプレーについては「自分らしさを出すのは難しいとは思いますけど、アジアはそういう相手との戦いがほとんど。そこでやっぱりできるようにならないといけないですし、逆に自分が引いた相手に対して、自分の良さがあまりでない相手に対しても自分が輝けるように新たなことを考えていかないといけないのかな」と引かれた相手にも自分の良さを出せるようにプレーの幅を広げたいと述べている。

 自身が得意とする斜めへの動きでチャンスを演出しようと試みたが、得点につながることはなかった。これについては「斜めの動きは自分が得意なとこでもありますし、それが得点につながれば最高だったんですけど。昨日はそれもできなかったんでちょっと不完全燃焼でした」と物足りない内容だったと明かしている。

 また、セットプレーについては「引く相手に対してセットプレーは最大の武器になると思うんです。セットプレーで1点取ってしまえばかなり流れも日本に傾くと思うので、そこを大事にしていかなければいけないと思います」と引いた相手に有効であるため、そこで得点を奪えるようにしなくてはならないと述べた。

 最後に8日のアフガニスタン代表戦に向けては「代表で活動する期間は短いですし、そこでもっともっとコミュニケーションをとって短い間ですけどしっかりと確認し合っていかないといけないのかなと思います」と、コミュニケーションを高める必要性を語った。

 日本代表は8日にイランの首都テヘランにあるアザディ・スタジアムでアフガニスタン代表と対戦する。

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