国内合宿5日目の練習に臨んだ酒井高徳 [写真]=浦正弘
11日に行われるキリンチャレンジカップ2015のイラク戦、16日に行われるロシア・ワールドカップ、アジア2次予選初戦のシンガポール戦に臨む日本代表は5日、海外組のみで国内合宿5日目を行った。この日の午後練習からミラン所属のFW本田圭佑とドルトムント所属のMF香川真司が合流し、ランニング中心のメニューを消化している。
練習後、シュトゥットガルト所属のDF酒井高徳は、「今日のトレーニングに向けてしっかり休めたかなってところはありますね」と前日の午後オフについてコメントすると、「段階を踏んで徐々に上げてきてるってのはあるので、充実して上がってるなと。もちろんキツさはありますけど、ここにきて、体のキレっていうのは少し感じるし、この疲れが抜けたらすご良いいコンディションになるのかなと思います」と充実感を語った。
また、この日行った15×15メートル程度の狭いエリアを使った6対3の練習について問われると、「あの局面で早く判断したりってところはすごく練習になるし、あれがスタンダードになってくるとすごく代表としてもいいものになってくる」とコメント。「守備側の方のアプローチの仕方、質、速さっていうのをもっと早くできるようになっていけばすごく上がってくると思うので、そういった意味では今日すごくいいトレーニングができたかなと思います」と練習を振り返った。
ブンデスリーガの終盤では出番の少なかった酒井高徳だが、「僕としては体力がなくなることより、体のキレがなくなることがすごく不安だったので、ちょっと重りをかけたスプリントとかっていうのを、(試合に)出れなくなってから続けるようにしたし、体の筋力的な部分も落ちないようにしっかり毎日やっていた」とコメント。
「代表に帰ってきてからも、自分は出てないって感覚でいたので、戻って来た時に5日間くらいもらった休みを過ごして代表に来るっていうのはプロとしてどうなのかってところがあった」と心境を明かすと、「(その間も)しっかり代表から頂いたメニューとかで走ったりしてたので、いつでも試合に出てもいいような準備をしただけかなとは思いますね」と語った。