ランニングをする川島永嗣
11日に行われるキリンチャレンジカップ2015のイラク戦、16日に行われるロシア・ワールドカップ、アジア2次予選初戦のシンガポール戦に臨む日本代表が1日から国内で合宿を開始した。
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は同日に2試合の招集メンバー25名を発表したばかりだが、この日はすでに帰国している海外組のGK川島永嗣、DF吉田麻也、DF酒井高徳、DF酒井宏樹、MF長谷部誠、MF清武弘嗣、FW原口元気、FW大迫勇也の8名が練習に参加。早速、指揮官やコーチ陣とともに汗を流した。
GK川島は、2012年に加入したスタンダール・リエージュを契約満了とともに今シーズン限りで退団する。クラブでは昨年12月中旬以来、公式戦での出場機会がないまま、日本代表に招集されることになり、ハリルホジッチ監督は、「プレーしていないので少し難しいと思った。試合をしていないとトップフォームにはならないので、この2試合でどうなるか見ていきたい」とコメントしていたが、「ある意味、厳しい言葉をかけてもらっているのは自分に刺激になっています」と、川島は前向きにとらえるとしている。
スタンダールを退団することについては、「試合に出られないことは、自分にとって満足いくものではなかったですし、ベルギーに行ってからも試合に出ることにこだわり続けてやってきたので、なかなか受け入れるのは難しかったです。ただ自分の向こうでの挑戦は勝ち残って、まだまだ上に行くことなので、こういったことが自分のヨーロッパでのキャリアにつながっていくと思うので、今回の代表につなげて、ピッチで見せていけるようにしていきたいです」、「去年の3月くらいから契約延長の打診はありました。(川島選手が断った?)そうですね。1月くらいにも会長と話しましたし。」と、新たな挑戦に目を向けている。
去就について、日本代表に合流している間は、「動きはあると思います。代理人に任せています。状況はハリルホジッチ監督にも全部報告しています」としつつ「期間中は代表に集中したいです」と話すにとどまっている。