代表候補合宿はコミュニケーション重視…個別に映像や議題を準備

ハリルホジッチ

会見を行ったハリルホジッチ監督(右)

文=青山知雄

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が11日、翌日から千葉県内で行われる日本代表候補合宿スタートを前にメディア対応を実施。ヨーロッパ視察の成果、今回の代表候補合宿の意図、日本人選手の成長などについて語った。

 ハリルホジッチ監督は今回の代表候補合宿のメインテーマを「選手をよりよく知ることと、フットボールに関する私からのメッセージを伝えること」と説明。わずか2日間、3度のトレーニングしか実施できないものの、その中で自らの考えをダイレクトに伝えていくことを目標に掲げた。

 3月の代表合宿でも「部活動」を彷彿とさせる規律ある行動を求めるなど、“和”を重視するタイプの指揮官だけに、今回の合宿でも「選手と直接話をすることができるので、いい雰囲気を作ることが本当に大切」と対話を重ねながらチームの雰囲気を作り上げようとしている様子。

 各選手とのコミュニケーションに関しては「誰にどんな話をするかという準備はしてあります」と説明。槙野智章(浦和レッズ)を引き合いに出し、「槙野には映像を準備して話をしたい。それがハイレベルな準備。彼とはいいディスカッションができると思っています。もう20日ほど前から映像を用意していますから」と、今回の代表候補合宿に綿密な準備をして臨んでいることも明らかにした。

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