日本代表を率いるハリルホジッチ [写真]=兼子愼一郎
AFC(アジアサッカー連盟)は14日、ロシア・ワールドカップのアジア2次予選の抽選会を行い、組み合わせが決定した。6大会連続でのワールドカップ出場を目指す日本は、グループEに入り、シリア、アフガニスタン、シンガポール、カンボジアと同組となった。
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は組み合わせ決定後に、日本サッカー協会で取材に応じた。指揮官は、政情が不安定な国々と対戦が組まれていることついて問われると、「私は既に戦争を経験している。日本代表にとっては新しいかもしれないが、私にとっては新しいことではない」とコメント。
旧ユーゴスラビア出身で、民族紛争を生き抜いてきただけに、「シリアやアフガニスタンとアウェーで対戦する時は、政情不安なので他国で試合をすることもあるかもしれないが、そこの国でできないことが本当に残念」と、一切動じなかった。
2次予選は2015年6月11日から2016年3月29日にかけて実施。日本代表の初戦は、6月16日に行われる敵地でのシンガポール代表戦となる。