練習後に子供を抱える吉田 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は21日午後、アジアカップの準々決勝に向けた練習を開催地のシドニーで行った。
前日に行われたグループ最終戦で、ヨルダン代表に2-0で勝利。3連勝でグループDの首位突破を果たし、21日午前にシドニーに移動した。練習は公開されて、選手たちは約1時間に渡って体をほぐした。
23日に行われる準々決勝では、グループCを2位通過したUAE代表と対戦する。一発勝負の決勝トーナメント開始を前に、「これまで以上にひとつのミスが命取りになるだろうし、逆に言うとひとつのチャンスを生かして得点に繋げないといけない」と語るのは吉田麻也。
優勝した前回大会の準々決勝では、開催国だったカタール代表と対戦。3-2の逆転勝ちを収めていたが、自身は63分に退場処分を受けていた。「前回はチームに迷惑をかけてしまったので、今回はグループリーグの時と同じですけど、チームの手助けとなるプレー、少しでも貢献できるようにやっていきたい」と、意気込みを口にする。
相手より、1日休養の少ない中2日での試合となる。「少しでも早く疲労を取って、試合に向けて良い準備をしたい」とコンディションについて語るが、「もっと大事なのはメンタル面の方」とコメント。「しっかり切り替えて、一発勝負ということを意識したい。今まで以上に激しい戦いになると思うので、球際の部分でも泥臭くやっていかないといけない部分が出てくる」と、心構えを続けた。